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あいさつ
トップページ第11回講演会>あいさつ

豊田章宏 代表 豊田 章宏  脳卒中フォーラム代表
(中国労災病院 リハビリテーション科


 みなさま、こんにちは。脳卒中フォーラムの代表世話人を務めさせていただいております豊田章宏です。今年の脳卒中フォーラムは日本脳卒中協会との共催で呉市中心部にあります、この呉市民会館で開催することとなりました。 その準備の関係で例年より少し遅い11月の開催となりました。さらに脳卒中フォーラム10年の歴史の中で、あいにく初めての雨模様ともなってしまいました。しかし、その冷たい雨にも負けず、これだけたくさんの方々にご参集いただけましたことに改めて御礼申し上げます。 今日の1名は100名にも値すると私は思っております。
 さて、本日のプログラムです。今日はいつもと少し趣向を変えてみました。まずは『言葉のプロ』である元NHKエグゼクティブアナウンサーの蔭山武人先生に日本脳卒中協会が出版している脳卒中体験記「脳卒中後の人生」の中から一編朗読していただきます。 体験記の内容ももちろん素晴らしいのですが、書かれた文章を朗読という手法を通すことによって、また違った感性や想像力がかき立てられることに驚きを感じることでしょう。
 続いて、日本脳卒中協会の理事長であり、わが国の脳卒中診療の大御所でもあります山口武典先生に「脳卒中は防げる、治せる」というタイトルで特別講演をお願いしています。日本の脳卒中診療の歴史と最近のトピックスについてお聞かせいただけるものと思います。
 これも本日の講演の目玉の一つですが、「呉市民脳卒中知識アンケート調査報告」を分析責任者である滋賀医科大学の宮松直美先生からお話しいただきます。この調査は今年呉市民の皆様の中から無作為に選び出した方々に対して、脳卒中に関する様々な事項についてアンケートをとらせていただいた結果です。 本日共催している日本脳卒中協会が研究の責任母体でしたが、一般の方々にはあまり知られていない団体でしょうから、調査段階では脳卒中の不安をあおる新手の商法と間違えられたり、個人情報に関する苦情など様々なエピソードもございました。 一般の方々に正しい脳卒中の知識を持っていただくためだけの調査で他意はございません。ご協力いただいた方々にここで改めて御礼申し上げます。また、この調査結果には広島県の医療福祉行政のトップである迫井正深広島県福祉保健部長からコメントをいただきます。
 「もしも脳卒中になったら、あなたはどうしますか?」今日は脳卒中になった時の対処法について、いくつかのパターンの実演ドラマを観ていただきます。呉大学看護学科の松井英俊先生の解説とともに、学生さん達による『松井脳卒中一座』の晴れ舞台をお楽しみ下さい。 そして、このドラマについては、呉市消防局の竹中昭雄消防指令補からコメントをいただく予定です。
 そして最後の講演ですが、皆さんがもしも脳卒中になった時、呉ではどのような医療機関や福祉施設が対応してくれるのでしょうか。どうすれば適切な医療や福祉を受けられるのでしょうか。 そのネットワークづくりについて中国労災病院脳神経外科の山根冠児部長からお話しいただきます。そして、呉市医師会の豊田秀三会長から呉の医療体制に関するコメントをいただきます。
 さあ、盛りだくさんの内容です。皆さまにとって有意義な会となりますように、青いポロシャツを着たボランティアたちとともに一生懸命頑張りますので、どうか最後までよろしくおつきあい下さい。
 最後になりましたが、このフォーラムを支えて下さっている団体や企業の皆さまにも、この場を借りて深く御礼申し上げます。ありがとうございました。
講演当時の役職です)

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