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体力に 合った運動 続けよう
トップページ第20回講演会>体力に 合った運動 続けよう

豊田:
体力に 合った運動 続けよう
体力に 合った運動 続けよう
図38:適度な運動
図38:適度な運動
図39:歩くことから始めよう
図39:歩くことから始めよう
(クリックすると拡大表示します)
 さあ、お待たせ致しました。永尾先生。体力にあった運動を続けよう。さっきのあの栄養のバランスを回すのは運動です。 皆さん、運動しておられますか? 運動しようと思ってもなかなか出来ない事もありますよね。普段歩くだけでも運動かと思いますが実践するのは難しいです。
 次、お願いします。はい、高血圧の人、糖尿病の人、肥満の人それぞれ病気を持っている方々は、さっきもありましたけど主治医と相談しながら運動量は決めた方が良いと思います。
 有酸素運動とかインスリン使用中の患者さんの減量とか、運動にもいろんな目的がありますが、どれぐらいやったら良いかなかなか解らないですよね。 今日はその辺のお話をしていきたいと思います。
 次のスライドありますか。いかがでしょう永尾先生。1日の運動量についてですが、1日出来れば30分以上といわれます。 また最近歩くのが良いという意見と、歩き過ぎても良くないという意見もありますよね。運動の強さの目途としては会話が出来るぐらいとかありますけど、 この辺について教えてください。
永尾:
図40:病気の予防ライン
図40:病気の予防ライン
(クリックすると拡大表示します)
 えっと、今ですね、運動の方をいろいろ言われているんですけど、今先ほど出たような1日男性で9200歩とか女性では8300歩とかいろいろあるんですけど、 これ群馬県の中之条町という所で調査が行われました。5000人を対象にしたデータをとってその内の500人をあの活動計というものを用いて いろいろな例えば脳卒中の予防だとか、認知症の予防だとかいうところのデータをとったもののグラフになります。で、この中で、 脳卒中の予防にはどれくらいが良いかという事なんですけど、だいたい5000歩、歩いている方で、 更にここで大事なのが中強度の活動を7.5分以上行っていた方は脳卒中になりにくいというようなデータです。 これ順番に上の方まで見てもらったら、先ほど言われたような高血圧症とか糖尿病予防といったところがあるんですが、 こういったところになるとだいたい8000歩ですね。8000歩、歩いといて中強度の運動が20分以上行えば、こういった疾患の予防に繋がるよといったデータが出てます。 これが、群馬県の方の中之条町という所、人口1万5000人ぐらいの町なんですけど、そこでとったデータでこういったものが出されてます。 大事なのは皆さんも万歩計っていうのを使われて1日私1万歩、歩いているわよって言われちゃっても実際にその中で中強度以上のやっぱり負荷をかけないと、
写真:永尾進さん
効果としては無いですよと言う事です。この中で今日、実際に皆さんとやってみたいのは中強度の活動というのがですね、 じゃあどれくらいなのよという事で先ほどの、この前のグラフ、スライドにありましたように息がはずむ程度、これなかなか分かり難いんですけど、 息がはずむ程度のスピードでって事なんですけど、これが実際にやってみると人とは話は出来るんだけど歌が歌えないというレベルです。 なかなか歩きながら歌を歌うっていうのはなかなか難しいんです。そういった次元になります。 で、今日はですね、実際に1分間くらい一つの運動をやってみたいと思います。で、一応ここには脳外の先生、循環器の先生、看護師さんもいらっしゃるので、 何かあったら対応はして下さると思いますので、あの。
豊田:  ちょっと待って下さい。脅かさないでくださいよ。そこまできつくはないですよね?中強度の運動ですから。
永尾:  ただ、皆さん無理はなさらないで下さい。大事な点はここの自覚症状で、楽であるとかややきついといった運動で、 先ほどのような中強度の運動する事によって効果が表れますので、くれぐれも無理のない範囲で。今から私が1分間一緒にやるんですけど、 その中で途中でしんどければ、無理はしないで下さい。それが皆さんにとっての楽であるとか、ややきついといった運動になります。 僕が1分間一緒にやって楽だという人であればその運動よりももっと高い負荷で運動されれば良いですよって事です。その運動が結局さっきの1日のうちに7.5分以上、 65歳以上の方であれば、脳卒中の予防に繋がりますよという様なデータになっています。じゃあ、せっかくなんで良いですか。 皆さん、どういった運動かっていうっていうのを流してもらって良いですか?
豊田:  まず、スライドで説明してもらいましょう。動画をお願いします。
永尾:  動画出ます?という事で、流れないので一緒にやります。動画、動画がちょっと出ないんで、すいません。出ないみたいなんで。一応、やり方なんですけど、 まず、姿勢をしっかりと、まず一旦、椅子の後ろまで座って頂いて良い姿勢をとります。良い姿勢をとって頂いたらそれから、少し前に出てもらって、 このまま良い姿勢をとります。で左足は左手と一緒に、自分の足を持ち上げるように上げて下して1です。大事なポイントはここで1は強くします。 1、2、3あ、あぁ。出ましたね。1、2、3。1、2、3。このリズムで1分間やります。いいですね。この時に1を強くしてください。 1、2、3。1、交互にやりますから、初めはこれでおろして1、2、3。1、2、3。という形で1分間やりたいと思います。
豊田:  皆さんはくれぐれも倒れそうになったら無理をしないで下さいね。
永尾:  結構1分間っていうのはあります。一応、タイマー持ってきましたので、始めたいと思います。それではよろしいでしょうか、始めます。せーの、はい。


 この動画は永尾さんからご提供頂きこちらで準備したものです。 外部サイトにアクセスしていますが再生できないと表示された場合は事務局までご連絡ください。

 終わりました。ストップという事で今のがですね、1分間経ちました。これでですね息が、声を出しながらして、 隣の人と話が出来る、まあちょっと話は出来るんだけど、これはやっぱり歌は歌えないわというぐらいだったら今の運動で例えばあの7.5分とか10分とかというところを目指してもらえれば、 大変効果的じゃないかと思ってます。なんとなくあの中等度というのが解って頂けたらよろしいかと思います。
豊田:
写真:豊田章宏さん
 たかだか座ってやる運動と思っていましたが、これは結構きついですね。足にもこたえますね。いや、やってみてよく解りました。 これぐらいの強度で運動でやらないと、ただぶらぶらウィンドウショッピングしているだけでは運動にならないという事ですね。身にしみました、ありがとうございました。
 皆さん具合の悪い方はいませんか。大丈夫ですね。一緒に運動していただきありがとうございました。こういった運動を是非やってくださいね。
 次、お願いします。

講演当時のものです)
 
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