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あいさつ
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司会 ・ 豊田章宏
   脳卒中フォーラム実行委員会代表
   中国労災病院リハビリテーション科


豊田:  皆さん、今日の脳卒中フォーラムはなんとクライマックスシリーズでのカープの大事な試合のプレイボールと同時刻開催となってしまいました。 皆さんも、テレビも観たいし、こちらも見たいし、落ち着かない中でのご参加ありがとうございます。そろそろ始めようと思いますが大丈夫でしょうか。
 それでは、あらためまして、こんにちは。第21回脳卒中フォーラムにお越し頂きありがとうございます。 カープは多くのファンに支えられ続けて25年ぶりのリーグ優勝です。どんな時も真っ赤な応援団が球場を埋め尽くしてきました。 このフォーラムも早いもので始めて20年過ぎました。そして開始以来この会を支え続けてくれているのはボランティアの皆さんです。 ほとんどが労災病院のスタッフですが、今日もたくさん来てくれています。ボランティアは青いポロシャツを着ていますが、 別に横浜ベイスターズの応援で青い服を着ているわけではありませんからね(会場笑) 。 さて、クライマックスシリーズでは毎日ハラハラと息を飲むような試合が続いてますけど、今日はその飲む、飲み込む、食べるがテーマでございます。
 ところで皆さんは、毎日美味しくご飯を食べておられますか? 口から食べられるということはいいですよね。 しかも美味しいってことは素晴らしいことだと思いませんか。もしも口から食べられなくなるとツライと思います。 われわれは「食べる」と言うことを普段何気なくやっていますけれども、本当は非常に高度なことをやっているわけですよね。 考えてみれば、目で見てちゃんと食べられるものかどうか判断をして、ちゃんと咀嚼して、飲み込んで、最終的に排泄するまで、すごく複雑な過程なのですが、 無意識に栄養をいただいているわけです。
 今日はその過程の中でも、口に食べ物を入れて飲み込むところまで、つまり「嚥下」ということに焦点を当てて勉強したいと思います。 嚥下とはどういったメカニズムなのか、嚥下障害に対してどういった工夫ができるのかというテーマに絞って掘り下げてみたいと思います。
お配りした資料
今回、お配りした資料
(クリックすると拡大表示します)
 今日のプログラムですが、大きく分けて4つあります。まず、口腔ケアの話です。お口の中の清潔や咀嚼、これには歯科が関わってきますね。 それから物を飲み込むという動作には咽頭や喉頭の機能ですので耳鼻咽喉科が関わってくるわけです。 ここまでを歯科衛生士さんと耳鼻咽喉科の先生に詳しくお話頂きます。
 そして、もしもこの嚥下機能に障害をきたした場合、たとえば脳卒中とかで飲み込みが難しくなることがあります。 そうでなくとも、年齢が重なってくると、飲み込みづらいとか、食事中にむせたりとかないですかね。パサつくものが飲み込みづらいとかがありませんか?  そういう障害に対してどういったリハビリが出来るのか、工夫ができるのかということについて、 嚥下のプロである言語聴覚士と摂食嚥下ナースという専門看護師から話を伺います。 そして最後に、いろんな食べ物の食材や加工の工夫について、イーエヌ大塚の方から伺います。
 ちなみに最後にお話頂くイーエヌ大塚の坂本さんは今日横浜から来ていただきました。ハマっ子でベイスターズファンだそうです。 彼が4番目にしゃべるときにベイスターズが勝っているか負けているかで、どんな思いでしゃべられるのかという不安もありますけれども、 単身乗り込んできただけでもあっぱれと応援してあげたいと思います。
 さあ、それでは第21回脳卒中フォーラムを始めますので最後までお付き合いください。

講演当時のものです)
 
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