診療科・診療支援部門

検査科 / 中央検査部

検査科 部長 阿部 和弘

中央検査部 部長 上林 寛司

当科では病院の理念である地域医療への貢献に基づき、
24時間体制で検査を行っています。

当院検査科は総勢27名のスタッフにより、検体検査(生化学・血液・血清・一般)をはじめとして微生物・病理・生理・輸血検査部門において認定技師が揃っており広範囲な臨床検査を実施しています。また、採血を始め、脳外科術中の各種モニタリング業務、糖尿病療養指導や感染制御チーム(ICT)・栄養サポートチーム(NST)などの臨床支援・看護支援体制を確立し、チーム医療の一員として活躍しています。輸血部門においてはリスクマネージメントシステムを導入しており、血液型検査等の採血から輸血の実施まですべてバーコード管理しています。

当科では病院の理念である地域医療への貢献に基づき、24時間体制で検査を行っています。今後共に検査部の理念である、迅速かつ正確なデータの提供を確立し、他部門との円滑な連携を図り、臨床の現場に相応しい検査部の実現を目指します。

精度保証施設認証

(社)日本臨床衛生検査技師会による2010年度 精度保証施設認証制度の施設認証において全国364施設が認証され、当検査科もその一員となることが出来ました。当検査科での日々の精度管理業務、精度向上にむけた取り組みが検査データにおいて、信頼性が確保されているとして認められたものと考えています。今後も一層データの精度維持、向上に努めて行きたいと考えています。

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業務内容

採血業務

医師から指示された検査項目が登録されたバーコードを読み取り、必要な採血管を発行して採血を行います。

一般検査

主に尿や便など自然排泄されるものを検査材料としています。尿検査にはよく知られている尿蛋白、尿糖、潜血があり、他には、肝臓疾患によるウロビリノゲン、ビリルビン、糖代謝異常によるケトン体、尿路感染による亜硝酸塩、白血球などを尿試験紙で検査します。尿試験紙で異常がみられたものは尿中に含まれる細胞などの成分をみる尿沈渣検査を行います。便検査は大腸癌の簡易検査として便潜血検査、蟯虫などの虫卵検査をします。その他には精液検査をします。

生化学検査

血液を遠心分離し、血清(血液中の血球成分を除去したもの)を自動分析装置により肝機能、腎機能、脂質代謝、糖尿病など様々な病態を知ることができます。免疫測定機器では、腫瘍マーカーを測定することで癌の診断、ホルモンの測定でホルモン異常による機能障害、ウイルス量の測定により感染症などを知ることができます。

血液検査

血液中の成分を測定して、細胞を顕微鏡で観察することで、炎症、貧血、出血傾向など血液疾患が分かります。
凝固検査は出血傾向がある場合や血液を固まらせない薬を投与した時の治療の経過観察、また術前・術後の検査として行います。

生理検査

体の表面に電極や超音波を直接当てたり、呼吸をするなどの方法により様々な情報を得る検査です。目的によって、心電図や肺機能検査などの“循環呼吸機能検査”、脳波検査や神経伝導検査、誘発反応検査などの“神経筋機能検査”、超音波(エコー)検査による“画像検査”、その他の生理検査として睡眠時無呼吸症候群の原因や重症度を検査する“終夜睡眠ポリグラフィー検査”、“振動障害検査”などがあります。主に生理検査室で検査を行いますが、状況に応じて救急部をはじめ、手術室や各病棟へ検査に行っています。

微生物検査

検査材料から病原微生物を検出して治療に効果の期待できる薬剤を調べる薬剤感受性検査をしています。病原微生物を検出することで病原性大腸菌O157やコレラ、腸チフスなどの感染症診断に直結する事となります。また、薬剤感受性を調べることによって治療に最も適した抗菌薬を選択する事ができます。
さらに社会問題となっているMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)や多剤耐性アシネトバクターなどの薬剤耐性菌を検出することもできます。
微生物検査担当の臨床検査技師は必要に応じて検査結果を医師に説明、報告し、感染症診断治療、院内感染対策に貢献する業務に取り組んでいます。
写真上の菌はMRSAです。治療薬はバンコマイシンという薬剤となります。
写真下の菌はStreptococcus agalactiae(ストレプトコッカス・アガラクティエ)という菌になり、治療薬は最も古くからあるペニシリンという薬剤が効果的です。

病理検査

病理検査は病理組織検査と細胞診検査から成ります。

病理組織検査

体の組織を顕微鏡で見て、悪い細胞がないかを検査します。
生検や手術で摘出した組織を標本にして、良性か悪性かを診断します。
例:胃、大腸、肺、肝臓、胆嚢、膵臓、皮膚、脳腫瘍、子宮、卵巣等
術中迅速病理検査では、手術中に短時間でリンパ節の転移、癌の取り残しがないかを調べます。
例:胃、大腸、肺、肝臓、脳腫瘍等
写真は大腸の顕微鏡写真です。

細胞診検査

分泌物、擦過して採取した細胞に悪性細胞があるかどうかを検査します。
例:尿、喀痰、子宮頚部・体部、胸腹水等
写真は子宮頚部の扁平上皮細胞の写真です。

輸血検査

血液型や交差適合試験(患者さんと輸血用の血液が適合するか調べる検査)、不規則性抗体検査(事前に患者さんの血液中に輸血用血液と何らかの反応を起こす抗体が無いか調べる検査)等、輸血に関する検査や、血液センタ-より届いた輸血用血液製剤の管理、輸血用血液のX線照射、自己血採取の介助等を行っています。
輸血検査はバ-コ-ド運用し、入力ミス、検体の取り違え等を防止しています。

緊急検査

休日・夜間の時間外は、緊急検査室(血液・輸血検査室)に技師が待機し、急患室、救急部、各病棟等からリニア搬送機で搬送されてきた検体に対応しています。尿検査、生化学検査は隣の検体部門で、その他は緊急検査室にて通常使用している検査機器を用いて緊急検査を実施しています。心電図検査にも対応し、当院の救急医療の一役を担っています。

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