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院長挨拶

院長 栗栖 薫

皆さん、こんにちは。院長の栗栖 薫です。昨年4月に赴任しましてから、あっという間に一年が経ちました。

この一年は何といっても、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行(pandemic)とその影響でしょう。まさにコロナに明け、コロナに暮れた一年でした。生活のあらゆる分野に生じた移動や行動の制限を伴う規制が、それまで当たり前とされていた社会的規範や習わし、現業をも大きく変えることとなりました。医療も直接的、間接的に大いなる影響を受けました。当院も患者さんやご家族にご理解とご協力を賜って、広島県や呉市、広島県医師会や呉市医師会、市内の病院と連携し対応して参りました。

感染症に対する対策の基本は、その感染症を「発生させない・拡げない」、に尽きると思います。そういった意味で、通常からできる基本的対策を職員も率先して行っております。

1)手洗い・うがいを実践する、2)正しくマスクを使用・着用する、3)乾燥から喉・鼻を守る、4)体調を崩さない、です。このホームページをご覧になられている皆様も実践して頂ければと思います。

この一年病院として大きく変化した事項がいくつかありますので、ご紹介します。

まずは病院の理念の変更です。「患者中心の良質な医療と地域医療への貢献」と長らく継続してきましたが、もっと職員が積極的に行動を起こし関わっていく姿勢を打ち出すこととして「患者中心の良質な医療の提供と地域医療への貢献」としました。これを具体的に進めるために基本方針があります。当年度はそちらも見直しや追記を考えていきます。

さて、昨年の挨拶文の中で、呉市内の東部(阿賀・広・とびしま四島地区)だけに限らずもっと広範囲での診療を展開する旨を述べました。実際の患者さんは、東広島市の南部(黒瀬町、安芸津町)や竹原市からもお見えになられており、中国労災病院の診療区域(連携医療機関の範囲も含む)の背景人口は15万人を超えることが分かりました。単一の市でいえば、尾道市、廿日市市、三原市よりも多いことになります。近隣の医療機関と協働しながらこれらの地域の中核診療施設としての自覚を高め、救急医療を含めた地域医療に貢献していきます。

患者サービスの向上を目指して、お産の後を少しでも快適に過ごして頂けるよう病室を改装しました。また、どこに出しても決して恥ずかしくないほど美味な「祝い膳」も提供しています。また、最新鋭の診断治療機器であるIVR-CT専用機も導入し使用を始めました。疾患の正確な診断と精緻な治療に大いに役立つと思います。発熱患者対応専用のコンパクトな「発熱外来ユニット」も救急外来横に設置し診療を開始しました。

阿賀・広地区には、高等教育研究機関が三つあります。呉工業高等専門学校(呉高専)、広島国際大学、広島文化学園大学です。病院や医療の分野は、教育や研究を主体とする高等教育研究機関の“社会実装の場”として重要です。せっかくの機会ですので、昨年、呉高専、広島国際大学と包括連携協定を締結させて頂きました。病院や医療現場をアウトプットにしたハード面、ソフト面の開発、教育コンテンツの開発など、本年度から検討を開始致します。

これらは、病院のホームページやツイッターに掲載され、多くの方々が内容を確認できます。広報にも力を入れ、より分かり易く、身近に感じて頂ける中国労災病院を目指します。「コロナ禍だからこそ、できること」、「コロナ禍だからこそ、しないといけないこと」を考え柔軟に対応するように努めて参ります。

令和3年度も、中国労災病院をどうぞよろしくお願い申し上げます。

(独) 労働者健康安全機構 中国労災病院長 栗栖 薫

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