皮膚科
研修プログラム
当科は日本皮膚科学会の専門医制度指定病院であり、多彩な皮膚疾患について内科的治療、外科的治療の両方の臨床経験を積むことができる。
研修到達目標
一般目標 |
皮膚科専門医を目指して診断、治療に必要な知識、技術を学ぶ。 |
行動目標 |
- 発疹学を理解し、記載する。
- 直接鏡検、培養など真菌検査を理解し、実施することができる。自らそれを評価し、診断をつけて治療を行うことができる。
- 皮膚生検の適応を理解し自ら実施し、病理結果を理解して治療に応用する。
- 冷凍凝固、電気凝固、PUVA療法など皮膚科独特の治療について適応を理解し、自ら実施する。
- 感染性粉瘤、皮下膿瘍の切開、ドレナージの適応を理解し、自ら実施する。
- 皮膚科で汎用される副腎皮質ホルモン剤、抗アレルギー剤、抗真菌剤、抗生物質などの薬理作用、副作用を理解し、投与する。
- 一般的な外来患者では自ら診断をつけて、治療する。重症患者、特殊な患者では指導医の助言を受けて診療する。
- 比較的軽症な入院患者では自ら主治医となって、入院治療を行う。重症患者では指導医の指導を受けて、ともに診療を行う。
- 一般的な皮膚腫瘍の手術では執刀医として手術を行う。熱傷、皮膚癌の手術では指導医の指導を受けて、ともに手術を行う。
- 積極的に学会発表、論文投稿を行う。
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研修方法
- 外来診療においては初期臨床研修で経験した内容によって異なるが、はじめの数ヶ月間は指導医の診察を見学し、指導を受ける。その後次第に再診、新患の患者の診療を行う。
- 病組織検査を行った症例では症例検討会で実際に病理標本を観察し、皮膚病理を理解する。確定診断について議論し、治療方針について指導を受ける。
- 指導医とともに入院患者を担当する。
- 習得した技量にあった範囲で、手術室で執刀医として手術を行う。
- 院外での勉強会として皮膚病理組織検討会、広島形成外科研究会、広島皮膚科症例検討会、広島県皮膚科講習会、日本皮膚科学会広島地方会、呉皮膚科医会に参加することができる。
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週間スケジュール
区分 |
午前 |
備考 |
月 |
手術(手術室) |
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火 |
生検、小手術(外来)、往診、[午後]外来 |
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水 |
生検、小手術(外来)、往診 |
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木 |
手術(手術室) |
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金 |
生検、小手術(外来)、往診 |
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