免疫力を高める食生活を  
   
  〜風邪・インフルエンザ対策〜  
   
  気温が低くなり、空気が乾燥すると、ウィルスの動きが活発になります。インフルエンザや  
  風邪に負けない体をつくるためには、どんな生活を心掛ければよいでしょうか。
 
  免疫力を高める食べ物を積極的にとり、寒い冬に備えましょう!!  
   
   
  免疫の仕組みを知っておこう!  
  常に外敵にさらされている私たちの体は、雑菌が侵入しても、血液中の免疫細胞で  
  ある白血球が撃退してくれます。  
  白血球は、マクロファージ顆粒球リンパ球の大きく3種類に分けられ、雑菌より強  
  い風邪の原因ウィルスやインフルエンザウィルスは、マクロファージなどをたちまち殺  
  して、体内に入ってきます。  
  ここで登場するのがリンパ球!!  
  リンパ球は、どんな敵が入ってきたかを正しく理解して攻撃、その方法を覚えます。  
  予防接種は、免疫細胞にあらかじめ迎撃の方法をインプットさせるために、弱いイ  
  ンフルエンザウィルスを注射します。  
   
   
  なぜ免疫力は低下するの?  
  免疫力を低下させる大きな原因の一つに、活性酸素があります。  
  酸素を吸って生きている人間にとって避けられない活性酸素は、過剰に発生すると  
 
害を及ぼします。
 
   
   
   
   
   
   
   
  免疫力をアップさせる食品は…  
 
緑茶・ココア・赤ワイン  
    これらの食品にはポリフェノールが多く含まれています。  
    抗酸化物質であるポリフェノールは、活性酸素にくっついてからだから取り除くほ  
    か、白血球の働きを高めたり、助けたりもします。
 
   
  かぼちゃ・にんじん・ほうれん草  
 
  これらの食品はβ-カロテンを豊富に含みます。  
    β-カロテンは、マクロファージの増殖を促したり、リンパ球の機能を高めます。
 
   
  きのこ類(しいたけ・しめじ・えのき…)  
    きのこ類に多く含まれるβ-グルカンという物質が、マクロファージを刺激して、免  
    疫力を強化します。
 
   
   
  ただ、注意したいのは、これらの食品を大量に食べても意味がありません。  
  基本はまんべんなくいろんなものを食べること!体にいいものを食べても、他で偏食した  
  ら、かえって逆効果になります。  
  日常的にバランスのよい食事を心がけ、その上で効果の高い食材を意識する  
  ことが、病気に強い体をつくる近道です。
 
   
   
   
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