トップページへ
第15回講演会「予防が大切! ストップ the 脳卒中」
トップページ>第15回講演会  平成22年10月16日(土) 13:00〜16:00 呉市広公民館

写真 豊田章宏さん 「予防が大切! ストップ the 脳卒中」

 みなさんこんにちは。
 今日は第15回脳卒中フォーラムにお越しいただきありがとうございます。早いもので、このフォーラムも1997年に労災病院の講堂で立ち上げてから13年が経過しますが、最初の時から来ていただいている、いわば常連の方々もいらっしゃいます。 島先生という脳神経外科の名医との発案でこの会は発足しましたが、その島先生が63歳という若さで亡くなられてからもう6〜7年経つわけですね。つくづく時が経つのは早いものです。
 さて、昨年はちょっと力を入れまして血圧計のプレゼントなどもありました。今年もそれがあるのじゃないかと期待して来られた方には申し訳ございません、今年は景品がございません。 もう一度15回目の原点に戻って手作りでやろうと思っておりますので、お金はかかっておりませんけれど、今日お話ししていただく講師陣の内容でご勘弁いただきたいと思っております。
 今日のプログラムですけれども、最初に私が久しぶりにしゃべらせていただきます。いつも進行役でぐちゃぐちゃとしゃべっておりますが、今日はちょっとまともな話をしようと思います。 「最近の脳卒中事情」という話。それから、中国労災病院健診センターという病気を予防する部署の佐伯先生には、「脳卒中予備軍、メタボ対策!」というお話をしていただきます。メタボが気になっている方もいらっしゃると思います。 我々も50歳を過ぎてきますと、あちこち出っぱったり、ダブついたりしてきますので気をつけたいものです。それから脳卒中の一番の敵は高血圧ですね。 みなさんご自宅に血圧計を持っておられますか? 去年当たった方はもちろんでしょうけど、当たっていなくても持っているという方は多いと思います。しかし持っていても測っていないと意味がないですよね。 また、測り方の問題もあります。「正しい血圧の測り方」というお話を広島県看護協会を代表して中国労災病院看護師長の前迫先生に話してもらいます。続いて食事の問題、これは非常に大きな問題です。 食べるカロリーも問題ですけれども、脳卒中になった方は飲み込みが悪くなることが多い。また脳卒中になってなくても、歳をとってくるとだんだん飲み込みが悪くなってきますね。 むせたり誤嚥したりとか増えてきますね、そういったときにどういった食材がいいのか。中国労災病院管理栄養士の外裏先生から「飲み込みやすい、食べやすい食事の工夫」というお話をしてもらいます。 そして最後はですね、介護予防体操ということで、氷川きよしのメロディーにのせて予防ダンスをしていただきます。広島県理学療法士会呉支部の皆さんが現在普及活動している最中のダンスで、ぜひ皆様方にも踊って頂き、覚えて帰っていただこうという、こういったプログラムになっております。
 ところで、この呉という街は、日本の脳卒中の疫学とか予防に非常に貢献していることを皆様ご存じでしょうか。日本脳卒中協会と関わる我々の仲間の研究なのですが、呉市民の中から無作為に選ばれた約1,000人の皆様に、 脳卒中の病名を知っていますか? どういった症状か知っていますか? 何が原因になるか知っていますか? などのアンケート調査を行わせていただきました。アンケートにご協力いただい方がいらっしゃいましたらこの場を借りて改めて御礼申し上げます。 一方、岡山ではNHKの放送の中で脳卒中に関するキャンペーン放送しているんです。こういった症状があったら危ないよとかですね。それを行ってみてどれだけ知識量が変わったのかという比較研究を呉と岡山とで合同でやりました。 その結果がちょうど今、韓国のソウルで行われています世界脳卒中学会で発表されています。その結果とはですね。テレビで脳卒中の症状や危ないですよという情報提供をした場合、知識量は確実に上がったという結果でした。 とくにこれは男性より女性で著明なのですね。それは女性のほうがしっかりテレビを見ているということでしょう。あと大事なことは、今日の講演会の話もそうなのですが、聞いて帰った方が、ご家庭でもご近所でもしゃべってもらうことです。 口コミもマスコミに負けず大事ですので、今日得た知識を是非とも周りに広めていただきたいと思っております。これも日本の脳卒中予防の貢献に繋がりますから。
 では、どうか最後までよろしくお付き合いをお願いいたします。


◆◆ プ ロ グ ラ ム ◆◆
((講演内容の掲載は順次行っています。しばらくお待ちください))

1. 「最近の脳卒中事情」

中国労災病院リハビリテーション科 豊田章宏 さん

2. 「脳卒中予備軍、メタボ対策!」

中国労災病院健康診断部 佐伯正弦 さん

3. 「正しい血圧の計り方」

広島県看護協会呉支部 前迫一洋 さん

4. 「飲み込みやすい、食べやすい食事の工夫」

中国労災病院栄養管理室 外裏貴子 さん

5. 「介護予防体操♪氷川きよしのメロディーにのせて♪」

広島県理学療法士会呉支部の皆さん

(役職は講演当時のものです)
特設コーナー 『まちの保健室』

主 催: 脳卒中フォーラム実行委員会
後 援: 日本脳卒中協会   呉市医師会   呉市保健所   広島県看護協会呉支部
広島県理学療法士会呉支部  地域リハビリテーション広域支援センター

Copyright(c) 2010 Stroke Forum All Rights reserved