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脳血管疾患における急性期病院退院時の退院先に影響を与える因子の検討
研究の概要
近年、rt-PA療法の確立により早期より退院先を検討する事例が増えています。また脳卒中患者における離床時期の検討も行われており、発症後24~48時間から離床を開始する患者さんも増加しています。このような背景から、入院早期から円滑な自宅復帰や転院調整を図る事はますます需要となってきています。今回の研究の目的は、入院前後の情報から急性期病院退院時の退院先に影響する因子を明らかにすることです。
研究対象者
脳血管疾患のため入院加療を必要とした患者のうち、入院中に理学療法の処方があった方
研究方法
下記の臨床情報を電子カルテ上の診療録より取得し、調査します。
- 基本情報:
年齢、性別、身体計測、介護保険の認定、生活状況、転帰先 - 医学的情報:
病名、重症度、麻痺側、既往、運動・感覚障害の有無、血液データ
治療経過、障害高齢者日常生活自立度、認知症高齢者日常生活自立度、高次脳機能障害 - 理学療法評価:
意識レベル(Japan Coma Scale)、運動麻痺(Brunnstrom Stage)
筋力(Manual Muscle Test)、感覚(10点法)、体幹機能(Trunk Control Test)
歩行(10m歩行速度、Time Up And Go Test、Functional Ambulation Categories)
フレイル(Clinical Frailty Scale)、プッシャー症候群(Scale for Contraversive pushing)
日常生活活動(Functional Independence Measure)、起立/立位介助量
理学療法の内容、装具使用の有無、歩行支援装置使用の有無
個人情報の保護について
調査内容(情報)の取り扱いについては、プライバシー保護に十分留意して行います。個人情報の公表はいたしません。すでにこの研究の結果が論文などで公表された場合には該当データを取り除くことができない場合がありますが、公表される結果には特定の個人情報を識別することができる情報は含まれません。
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中央リハビリテーション部 理学療法士 内田聡
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