積極入院療法を実施した骨粗鬆症性新規椎体骨折患者のADLに関する追跡調査
研究の概要
骨粗鬆症性椎体骨折の治療は保存加療が第一選択で、一般的に予後良好とされています。特に当院では、受傷早期に簡易体幹ギプスで固定して入院及び安静を図り、疼痛に応じて離床を開始する積極的な入院療法を実施する方針としています。保存加療の問題点として、骨癒合不全や神経症状の出現、日常生活活動の低下などが挙げられ、経過観察中に手術療法に移行することがありますが、積極的な入院療法に関しては報告が少なく、その経過は不明なところが多くあります。今回の追跡調査の目的は、治療後の生活情報を収集することにより、骨粗鬆症性新規椎体骨折に対する積極入院療法が日常生活活動に与える影響を明らかにすることです。
調査方法
本研究はアンケートを郵送し、回答を返送いただく方法にて行います。アンケートにお答えいただくか否か(研究に参加するかどうか)については患者さんの自由意志となりますので、少しでも疑問がある場合や参加不同意であれば、返送しないでください。調査に参加されないことで、当院における診療・治療に影響はまったくありません。調査に同意していただいた患者さんは、郵送したアンケート用紙に記載・返送をお願いします。またアンケート結果とあわせて手術時のレントゲンなど電子カルテから得られた情報を分析に使用します。これらデータは厳重に管理し個人が特定されない形で保存し、解析に使用させていただきます。
個人情報の保護について
研究で得られた成果は、学会・論文で発表させて頂くことがあります。その際、個人情報が特定できるような情報開示は一切いたしません。
一度アンケートに回答頂いた後でも、研究参加を取り消すことが可能です。その際は下記連絡先までご連絡ください。ただし、すでにこの研究の結果が論文などで公表された場合には該当データを取り除くことができない場合がありますが、公表される結果には特定の個人情報を識別できる情報は含まれません。
その他、本研究についてご質問やご不明な点がございましたら、下記までご連絡ください。
お問い合わせ先
〒737-0193 広島県呉市広多賀谷1丁目5番1号
独立行政法人 働者健康安全機構 中国労災病院
整形外科 医師 濱崎 貴彦
中央リハビリテーション部 理学療法士 内田 聡
TEL:0823-72-7171
FAX:0823-74-0371