医師臨床研修
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産婦人科
研修プログラム
研修期間
必修科目として4週、自由選択科目として4週~32週
研修場所
産婦人科外来、産婦人科病棟、手術室
一般目標
女性特有のプライマリケアと急性および慢性疾患に必要な医療を研修する。婦人科疾患を有する患者や妊娠中の患者を適切に管理できるように、婦人科疾患と妊娠分娩の診断・治療における基本的な問題解決力と論証的技能・態度を習得し、全人的な対応ができる医師を養成することを目標とする。
具体的目標
産科
- 正常妊娠・分娩・産褥の治療について理解する。
- 正常分娩の介助を理解する。
- 正常妊娠・分娩・産褥と異常妊娠・分娩・産褥の鑑別を行なうことができる。
- 妊、産、褥婦の薬物療法の意義と限界を述べることができる。
婦人科
- 婦人科救急疾患の診断を行ない、専門医にコンサルトすることができる。
- 婦人科疾患(腫瘍・感染症)の検査・治療について理解する。
- 正確な全身所見、外診所見を取ることができ、それをその他の医療者に報告できる。
- 手術のリスクを評価できる。
- 術前・術後管理を行うことができる。
- 術後合併症の診断・治療ができる。
方略
指導医とともに外来・入院患者の診療を行い。目標の達成に努める。
研修期間は原則4週間であり、自由選択科目として延長可能である。
産科
- 指導医の指導のもと、産婦人科に必要な基礎知識と技術を習得する。
- 分娩:指導医とともに妊娠、分娩の各段階に応じて内診所見を取り、分娩に立ち会い、分娩の進行を理解する。
- 帝王切開術に助手として参加し、外科的基本手技と帝王切開術の適応について習熟する。
- 検査:母体胎児モニター、羊水量測定の検査方法とその意義を理解する。
婦人科
- 指導医の指導のもと、産婦人科に必要な基礎知識と技術を習得する。
- 診察:入院患者の問診、全身身体所見を正確に把握し、それを指導医に報告する。
また、指導医と一緒に内診所見をとる。 - 指導医とともに、婦人科救急疾患の外来患者の診察・治療を行う。
- 検査:婦人科におけるCT やMRI などの検査の意義と読影法を学ぶ。
- 手術の助手として参加し、外科的基本手技を習得する。
- 周術期管理:担当患者の術前、術後の全身管理について習熟する。
経験すべき症候
食欲不振、浮腫、嘔気・嘔吐、発熱、腹痛、便通異常、腹痛・腰痛である。
経験すべき疾患・病態
妊娠分娩(正常妊娠、異常妊娠(流産、早産)、正常分娩、異常分娩)、女性生殖器およびその関連疾患(月経異常、不正性器出血、更年期障害、外陰・膣・骨盤内感染症、骨盤内腫瘍)、急性腹症、出血性ショックである。
評価
- 研修医は、指導医および指導者より研修期間を通じて評価・指導を受け、研修終了時にEPOC2により評価を受ける。
- 研修医からの中国労災病院に対する評価は、EPOC2により行う。
- 評価は、EPOC2により中国労災病院初期研修管理委員会に提出される。