医師臨床研修医師臨床研修

初期臨床研修ローテーション

研修ローテーション

1年目は臨床の基礎となる内科・外科・麻酔・救急を中心にまわります。
2年目は、自由選択期間が長く設けられています。

将来進みたい科をまわる人もいれば、将来進まないであろう科をあえて選択し勉強する人もいます、また苦手な手技克服するためその手技を多く行う科をまわる人もいます。8カ月間の選択期間を自由にアレンジして有効に使うことができます。2年間の初期研修終了後の進路としては、広島大学に入局する道、県外の病院へ就職する道、また当院でそのまま後期研修を行う先輩方もいます。

2023年度採用初期臨床研修プログラム

  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目
2年目
自由選択科目
地域
医療

1年目は臨床の基礎となる内科・外科・麻酔・救急を中心にまわります。
2年目は、自由選択期間が長く設けられています。将来進みたい科をまわる人もいれば、将来進まないであろう科をあえて選択し勉強する人もいます、また苦手な手技を克服するためその手技を多く行う科をまわる人もいます。8カ月間の選択期間を自由にアレンジして有効に使うことができます。

2年間の初期研修終了後の進路としては、広島大学に入局する道、県外の病院へ就職する道、また当院でそのまま後期研修を行う先輩方もいます。

広報冊子ETTOに掲載されました

各科の紹介

診療科目
主な研修内容
内科

指導医のもとに入院患者を担当させ,定期的に外来患者を扱わせ,救急患者の診療にあたらせる。少なくとも消化器,循環器,内分泌,代謝,感染症,呼吸器各1例ずつを含む10例以上の患者を担当させる。

◆呼吸器内科
呼吸器内科で診療している疾患は、悪性疾患(肺癌)、感染症、アレルギー(喘息)、間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患、慢性呼吸不全、睡眠時無呼吸症候群など多様な疾患を扱っています。検査処置として気管支鏡、胸腔穿刺、CT下肺生検(放射線科で施行)、胸腔鏡下肺生検(外科で施行)などを行い、確定診断し治療を行っています。患者背景も考えながら、ニーズにあった診療を行うことを心がけています。

◆消化器内科
一人の患者さんを前にして医師が最初に行うのは、病気の診断です。診療は、病歴・症状の把握、診断の予測、鑑別診断、診断のための検査計画、治療方針と進んでいきます。さて、初期研修医の諸君は、学んだ知識を引き出しつつ、この過程をすみやかにかつ漏れのないように進めていかなくてはなりません。当科における1年次研修においては、確定診断に至る過程を指導医とともにディスカッションしながら身に付け、同時に腹部エコー、内視鏡検査などのスキルの習得も平行して行います。外来受診患者の主訴の60%は消化器症状であり、症例は多く、満腹感のある研修となると思います。

◆代謝内分泌科
代謝内分泌科で診療している疾患は、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症、バセドウ病など多様な疾患を扱っています。他科疾患に合併している場合もあります。また糖尿病の教育入院、眼科、循環器内科などとも連携した合併症治療を行い、地域医療機関との外来連携などニーズにあった診療を行うことを心がけています。

◆循環器内科
循環器内科では心臓救急、緊急インターベンションから慢性循環器疾患まで深い臨床研修が可能です。また、他領域にわたる疾患を併発している場合も多く、それぞれの治療がお互いの疾患に相互関連することもあり、幅広い研修も可能です。患者さんひとりひとりを丁寧に診療する心が研修医のみなさんにも伝わるように指導しています。さらに、循環器内科の初期臨床研修のシステムは柔軟です。研修医のみなさんそれぞれに合わせたより良い研修内容を常に更新中です。お気軽にご相談ください。

精神科 協力病院にて、日常診療の中でみられる精神症状を正しく診断、適切な治療ができるよう、また必要な場合には適時精神科への診察以来ができるよう研修指導を行う。主な精神疾患患者を指導医と共に主治医として治療する。
脳神経内科 これから到来する高齢化社会に対応して初期臨床研修では中高年から生じる代表的疾患の臨床経験が大変重要となります。脳神経内科では脳梗塞など急性期脳血管障害をはじめとし、発作性疾患のてんかんや多発性硬化症などの神経免疫疾患、年齢とともに多くなるパーキンソン病や認知症疾患などの診断、治療について経験できます。更に当科ではその疾患が及ぼす影響や変化について脳神経系のみでなく全身的にも対応できるよう指導します。
小児科 指導医のもとに入院患者を担当させ,外来患者,救急患者の診療にあたらせる。この間,小児特に乳幼児の診察法,検査法(採血,腰椎穿刺,生理検査など),診断法,治療法(投薬および処方の原則,輸液の適応と管理など)について研修を行わせる。
外科 外科研修は2ヶ月間の必修であり、毎朝8時の外科カンファの後、9時からの手術では、消化器外科・肝胆膵外科の担当患者の手術はもちろん、呼吸器外科や乳腺内分泌外科の手術にも参加します。
担当手術のない日は病棟回診、超音波検査、術後消化管透視、中心静脈ルート確保、胸腹腔穿刺、抗癌剤治療などを行い、胸腹部外傷、虫垂炎、絞扼性イレウス、消化管穿孔、自然気胸、動物咬症などの救急医療・緊急手術にも加わります。
将来何科に進んでも医師として必要となる技術と知識を提供したいと考えております。
整形外科 外来,入院患者,救急患者の診療に指導医とともに従事し,整形外科の扱う疾患の理解を深める。整形外科特殊の検査にあたり所見の判読ができるように,また実際の救急処置について研修する。手術を見学し,整形外科的管理の実際について修得する。
脳神経外科 当科では問診や診察、脳血管カテーテル操作や基本的な処置、そして手術に入って手技を学び、また頭部外傷や脳卒中などの救急対応も一緒にやってもらいます。
脳神経外科は忙しいというイメージがあるかもしれませんが、やりがいも多いです。もちろん女性も大歓迎です。当科はみんな仲が良くて明るいですし、定期的な食事会やレクレーションで仕事はもちろん遊びにも力を入れています。
是非一度脳神経外科の研修にいらしてください。
心臓血管外科 心臓血管外科領域の患者さんは緊急性を要する場合が多く、急性大動脈解離、急性冠動脈疾患、感染性心内膜炎、急性心不全を 来す心破裂や弁膜症、腹部大動脈瘤破裂、急性動脈血栓塞栓症などの症例を通して将来に役立つ臨床経験を重ね、開心術を中心とした術前・術後管理を通じて全 身状態の把握の重要性を深く認識し、深部静脈血栓症診断、下肢静脈瘤手術、ペースメーカ植え込み術と多岐にわたる手術症例を学ぶことができます。
皮膚科 指導医のもとで補助医として、10名以上の入院患者を担当させ、皮膚科の基本的診断手技と基本的治療法を研修する。外来においては外来患者500名以上について指導医の診察を見学し、指導医の診察の補助を行う。
腎泌尿器外科 指導医のもとで入院患者を担当させ、種々の尿路生殖器系病変を有する患者を診察し、専門的診断・治療を必要とするか否かを判断するための基礎的な知識と技能を身につける。また一般的泌尿器科疾患に対して適切な処置を行うことができる能力を身につける。
産婦人科 産科は年間分娩数約400件、婦人科は悪性腫瘍を中心に手術を年間約300件行っており、子宮外妊娠や卵巣腫瘍茎捻転などの産婦人科急性腹症の症例も多く、幅広くバランスのとれた研修が可能です。また、当科には婦人科腫瘍専門医、細胞診指導医、がん治療専門医、周産期胎児暫定指導医がおり、より専門的な知識の習得も可能です。研修中は 各研修医に指導医が決まりますが、スタッフ全員で指導にあたる姿勢で取り組んでいます。
耳鼻咽喉科 当院は地方の中核病院であり、広大な診療圏を有しているため、軽症の疾患から一刻を争う急性喉頭蓋炎等の重症疾患を多数扱っています。頭頸部の癌治療も多く行っています。
将来、開業を考えている先生や一般市中病院で一通りの疾患を診れるようになってから、専門に進みたいと考えている先生には非常に勉強になると思います。
丁寧に指導致します。やる気、元気がある先生の応募を待っています。
放射線科 専門医指導のもと、画像診断主としてCT,MIRの撮影法、造影剤の使用による撮影、読影、診断についての研修を行う。アンギオ、IVRの助手としての手技・診断・治療法のトレーニングを行う。
救急部 当院の麻酔科は、麻酔業務とともに救急部専属医や各科専門医と力を合わせて重症患者管理を初療から集中治療まで行っていま す。これは当院の救急部がER・ICU一体型のシステムであるためです。1年次の救急・麻酔研修ではERでの1次から3次までのあらゆる病態の救急患者を 診療することができます。2年次に救急研修を選択すればより深く救急医療に関わることも可能です。当院では全科が救急に真摯に向き合い密接な連携があり、 よりよい研修ができるよう体制を整えています。
麻酔科
地域医療 協力施設等にて、患者が営む日常生活や居住する地域の特性に即した医療を実践することができるよう、指導医のもとで研修を行わせる。
腎臓内科 協力病院(呉共済病院)にて、腎からみた全身、全身からみた腎という双方向性の視野から研修を行う。

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