医師臨床研修医師臨床研修

腎泌尿器外科

研修プログラム

研修期間

自由選択科目として4週~32週

研修場所

腎泌尿器外科外来、腎泌尿器外科病棟、手術室

一般目標

将来一般臨床医としてプライマリ・ケアに必要とされる腎泌尿器外科の基礎的知識や手技を理解し、実践できるようにする。

具体的目標

  1. 腎泌尿器外科外来患者の問診、病歴作成を正確に手順よく行うことができる。
  2. 腹部診察法
    1. 腎の触診
    2. 膀胱の触診
    3. 鼠径部の触診
    4. 腹部の打聴診
  3. 男性性器の診察法
    1. 外性器の視診
    2. 前立腺の触診
  4. 骨盤内診察法
    1. 直腸診
    2. 膣双手診
  5. 直腸診にて前立腺肥大症、前立腺癌、その他の直腸肛門疾患を鑑別できる。
  6. 女性及び男性(特に前立腺肥大症患者)の導尿ができる。
  7. 尿路造影検査、尿路CT(MRI)検査、経腹的検査などにおける泌尿器科的疾患(尿路奇形、尿路結石、腎腫瘍、尿路上皮腫瘍、前立腺癌、前立腺肥大症など)の異常所見を指摘できる。
  8. 前立腺肥大症患者への膀胱カテーテル留置が1人でできる。

方略

  1. 主治医の指導の下に、受け持ち医として患者の問診、診察を施行し、検査計画、治療計画を立てる。
  2. 腎泌尿器外科的処置、検査を施行し、検査所見を把握し、診療録に記載する。
  3. 病棟回診を上級医と共に行い、診療所見を把握して診療計画について協議し、診療録に記載する。
  4. 指導医の元、検査、治療について患者、家人に説明・同意書に基づいて説明を行う。
  5. 腎泌尿器外科手術に参加して、手術の基本的手技を習得し、上級医の指導のもと、小手術の執刀医となり、手術記録を作成する。
  6. カンファレンスに参加し、症例のプレゼンテーションを行う。
  7. 腎泌尿器外科に関連する研究会、学会に参加する。
  8. 経験症例で報告の意義のある症例について学会発表を行う。
時間\曜日
午前 回診
外来
回診
外来
回診
外来
手術 回診
外来
午後 手術 検査
ESWL
カンファレンス
手術 手術 検査
ESWL
カンファレンス

評価

  1. 研修医は、研修期間を通じて評価・指導を受ける。
  2. 研修医は、研修終了時に指導医および指導者よりEPOC2にて評価を受ける。
  3. 研修施設に対する評価は、研修医よりEPOC2にて行う。
  4. EPOC2での上記評価は、当院初期臨床研修管理委員会に提出される。

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