骨密度検査について
2025年04月09日
骨がもろくなっているかどうかを知る指標として代表的なものが「骨密度」です。
骨密度が若い人の80%未満になると要注意、70%以下まで減ると骨粗鬆症と診断され、骨折が起きるリスクが高まるので、早目に診断、治療をおすすめします。

当院の中央放射線部骨密度検査室ではDEXA法を用いて骨の量を測っています。DEXA 法は、Dual Energy X-ray Absorptiometry の略で、2種の異なるエックス線を照射し、骨と軟部組織の吸収率の差で骨量を測定する方法という意味です。被ばく量は極めて少なく(胸部正面撮影時の1/6)、10分程度仰向けの状態で測定ができます。
測定結果は患者さんにもわかりやすい結果報告書(患者様用)を作成し、紙に印刷し配布いたしますので測定結果がすぐに解ります。
高齢化が進み、骨粗鬆症が原因で背骨が折れる「脊椎椎体骨折」の患者さんが年々増えています。
骨折が進んでいる間にも痛みを感じないことがあり「いつの間にか骨折」とよばれており注意が必要です。
