循環器内科
診療科の紹介
広島県呉市東部の地域救急医療に貢献するため、循環器専門の医師による24時間の対応を行っています。
内科の当直医が循環器内科医師でない場合でも、循環器内科医師の院内1次待機と、更に緊急処置(緊急心臓カテーテル検査、冠動脈カテーテル治療等)に備えて、2次待機も設定しています。
また、当院は初期臨床研修病院に指定されています。循環器内科としても初期臨床研修医の教育に力を尽くし、将来の地域医療にも貢献しようとしています。
診察内容・特徴
代表的な症状
循環器内科は心臓病、大動脈疾患、高血圧などを診療します。
それらの疾患による代表的な症状は以下のようなものです。
胸痛
胸痛をきたす疾患として循環器疾患以外にも呼吸器疾患、消化器疾患、筋骨格系の疾患もあります。そのなかで循環器疾患として狭心症、急性心筋梗塞、急性大動脈解離などが重要です。
胸痛の部位・範囲、性状
狭心症・心筋梗塞では前胸部の比較的広い範囲です。指先程度の狭い範囲の痛みや押さえると痛いとき(圧痛)は心臓疾患でないことがあります。ただし、放散痛といって喉から顎、左肩から左上肢、あるいは心窩部に痛みを感じる方もいます。急性大動脈解離は大動脈の壁が2枚に裂けて壁の間に血液が流れ込むようになった重篤な状態ですが、解離の進行に伴い背部から腰部など移動することがあります。
持続時間
狭心症では通常数分ですが、20分以上持続する場合は急性心筋梗塞や急性大動脈解離などを考える必要があります。逆にチクチクした一瞬の痛みは心臓疾患でないことがあります。
これらの症状をお聞きしたのち、心電図、負荷心電図、心エコー、CT、心臓カテーテル検査などで診断し治療いたします。
動悸
心臓の拍動は平素自覚しませんが、これを自覚するとき動悸と呼びます。ドキンとする・脈が飛ぶ場合は期外収縮という不整脈であることが多いでしょう。ドキドキと早く感じるときは頻脈性の不整脈であることがあります。脈が乱れ打つ場合は心房細動という不整脈であることがあります。動悸は必ずしも重症の不整脈とは限りませんが、心電図やホルター心電図などで不整脈の有無、重症度を確認する必要があります。仮に一旦軽快しても受診して検査されることをお勧めします。
息切れ・むくみ
息切れとは呼吸に際して不快感、努力感を伴うものですが、歩行時の息切れから安静にしていても苦しい呼吸困難という状態まであります。呼吸器疾患の場合もありますが、循環器疾患では急性および慢性心不全、肺血栓塞栓症(下肢深部静脈の中に血液の塊が出来て、これが血流と共に心臓に戻り、次いで肺動脈に詰まって肺に血液が行かなくなる病気)などがあります。
急性心不全と肺血栓塞栓症は通常急激に呼吸困難を来たします。慢性心不全では歩行時の息切れなどを自覚することが多く、むくみによる体重増加を伴っていることもあります。 胸部レントゲン写真、心電図、心エコー、血液検査などで診断し治療します。
スタッフ紹介
日本循環器学会 専門医
日本心臓リハビリテーション指導士
日本循環器学会 認定循環器専門医
日本心血管インターベンション治療学会 専門医
医学博士
日本循環器学会 専門医
外来担当医表
受診の受付は「内科」として行ってください。
診察室 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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5診 | 渡 | 山下 | 山下 | 渡 | 橋本 |
6診 | 橋本 | 川口 | 松田 | 川口 | 松田 |