リハビリ紹介
リハビリテーションセンターについて
リハビリテーションセンターは、病院2階にあります。患者さんがリハビリに集中できるように、とても明るく、広々とした空間となっています。その中で、担当のセラピストと一緒に、日々目標を立て、歩行練習や階段昇降練習など様々な日常生活動作のリハビリを行います。当院には、リハ医師と15名のセラピストがいます。


ひざ関節・股関節のリハビリテーション
リハビリテーションの目的
変形性股関節症や大腿骨頭壊死症の方は、股関節の変形により痛みが生じ、脚の筋力や関節の柔軟性が低下します。そのため歩くことを含めた日常生活に何らかの支障をきたしていることも少なくありません。
第一に手術により患部の痛みを軽減させます。リハビリでは、低下した脚の筋力や関節の柔軟性を回復させ、手術後早期に日常生活が自立すること、そして社会復帰することを目指しています。
手術後は手術創部の痛み、人工股関節の脱臼、起立性低血圧、深部静脈血栓症、転倒などを十分に管理することが必要になります。当院では医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士が密な連携をとり、手術後早期から安全にリハビリを進めていくことに努めます。
人工膝関節・人工股関節のプログラム例

※症状には個人差があり、状態に合わせてスケジュールは前後します。
1
手術前
担当の理学療法士が人工股関節の脱臼など手術後の注意点について説明します。また身体の状態(関節の柔軟性、足の長さなど)をチェックします。
2
手術後のリハビリ
手術翌日より理学療法士・作業療法士によるリハビリが始まります。痛みなど身体の状況を確認しながら、ベッドでの起き上がりや車いすへの乗り移りを行います。可能な方は歩行器歩行練習を開始します。また、人工股関節の脱臼に留意した更衣動作、トイレ動作など日常生活動作練習を開始します。
身体の状況に応じて、筋力トレーニング、関節を動かす練習、杖歩行練習などを行います。
退院前には入浴動作、床上での着座動作、自動車の乗り降りの練習を行います。



3
退院時指導
自宅退院後も継続して筋力トレーニング、関節を動かす練習などのリハビリが必要になります。身体の状況に応じてご指導いたします。また、必要な場合は福祉用具の導入、手すりの設置など住宅環境のアドバイスも行います。
当院がある呉市は、坂道・階段が非常に多い生活環境です。
患者さんが退院後の生活に不安がないようにサポートしています。