採⽤情報 / 医師臨床研修
初期臨床研修プログラム
研修プログラムについて
プログラムの名称
中国労災病院臨床研修プログラム
研修プログラム責任者
- 総括責任者:栗栖 薫
- 臨床研修教育責任者:藤原 久也(研修管理委員長)
募集定員
8名
初期臨床研修に対する当院の考え方
初期臨床研修は、医師としてのやる気や医療に取り組む姿勢を形成する貴重な2年間です。
当院の理念である「働く人と地域の人のために患者中心の良質な医療を提供します」ができる立派な医師に育つように、臨床研修を様々な医療分野(プライマリケア、救急医療、地域医療、社会復帰支援・治療と仕事の両立支援など)で熱心に行っています。優秀なスタッフによるマンツーマンの指導と充実した初期臨床研修プログラムのもと、高度な医療機器の機能をフル活用して大きく成長してほしいと考えております。
初期臨床研修の理念
医師としての人格をかん養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学・医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、日常診療で頻繁に関わる病態に適切に対応できる基本的な診療能力を身につけると共に、崇高な信念と人格をもち、生涯にわたり自己研鑽する態度を身につけた自立した医師を育成します
初期臨床研修の方針
- 医師としての基本的価値観(プロフェッショナリズム)を修得します
- 医学・医療における倫理性を理解し、安全な医療の提供が行えるようにします
- 救急医療やプライマリ・ケアなどの診療能力を修得します
- 患者中心の思考・行動をする姿勢を修得します
- 他の医療スタッフ、患者や家族と協調し、良好な関係を築けるようにします
- 地域の中核病院としての役割を理解し、地域の病院と連携し、地域医療を学びます
- 症例を通じて、診断・治療の結果だけではなく、プロセスを学びます
- 他の医師や同僚とともに研鑽しながら、生涯にわたって学ぶ姿勢を修得します
指導医数
41名
研修方式
これまでの臨床研修医の出身大学
- 広島大学
- 産業医科大学
- 信州大学
- 大分大学
- 徳島大学
- 島根大学
- 高知大学
- 愛知医科大学
- 香川大学
- 岡山大学
- 独協医科大学
- 鳥取大学
- 弘前大学
- 琉球大学
- 山口大学
- 昭和大学
- 愛媛大学
- 宮崎大学
- 富山大学
- 久留米大学
- 東邦大学
初期臨床研修終了後の診療科選択(平成16~令和2年度採用の96名の内訳)
- 外科:12名
- 呼吸器内科:9名
- 消化器内科:8名
- 小児科:6名
- 整形外科:10名
- 産婦人科:5名
- 麻酔科:5名
- 救急部:4名
- 循環器内科:6名
- 泌尿器科:6名
- 耳鼻咽喉科:8名
- 精神科:4名
- 脳神経外科:2名
- 皮膚科:3名
- 放射線科:4名
- 形成外科:1名
- 産業医:1名
- 腎臓内科:2名
- 眼科:2名
- 総合診療科:1名
研修医に対する評価方法
PG-EPOC
当院における初期臨床研修の特徴
- 救急医療の原点であるABCD(Airway, Breathing, Circulation, Drugs)が2年間のうちに確実に習得できるよう配慮されており、挿管技術の習得を必修としています。
- 救急外来での夜間研修に関しては、今ローテーションしている科あるいはすでにローテーションした科の先生と共に当直業務を行います。研修医一人の判断による医療事故を防ぐためのシステムであり、安心して救急外来研修が受けられるようにしています。
- 研修医全員を対象として週に1回「初期臨床研修医講習会」が外部講師・診療科部長・医療職・看護部・事務職により行われます。
- 研修医専用の研修医室があり、各自の机とロッカーを備えています。
- 図書室には約30,000冊の専門書や医学雑誌が各科分野ごとに分類されており、随時閲覧できます。また専任の司書がおり、文献検索の依頼も気軽にできます。
- 初期臨床研修医に対しては、年間5万円を上限として、病院から学会出張をサポートいたします。
- 初期臨床研修医が自由に意見を述べる場として研修管理委員会と医師職場懇談会があります。研修医の皆さんの意見に常に耳を傾けています。
- 新採用の初期臨床研修医に対しては、メンタルヘルスを良好に保つため、相談し易い1年先輩の初期臨床研修医を各人に相談相手として割り当てる、いわゆるメンター制を導入しています。
- 選択科目では、当院の協力病院である広島大学病院で「眼科」研修、呉共済病院で「腎臓内科」研修を受けることができます。
- 1ヶ月間の地域医療研修においては、地域の中規模病院及び内科医院、クリニックで研修してもらい、開業の先生の仕事ぶりや在宅医療(往診)等を学んでいただきます。
- 病診連携を中心とした地域医療を経験し、健康診断や産業衛生を含んだ勤労者医療も実践できる労災病院ならではの特徴を有しています。
当院の当直体制
毎日 内科系、外科系、小児科、ICUの当直1名ずつ計4名で、救急患者に対する当直業務を行っています。更に、すべての領域の救急患者に対応するため、全診療科とも常時待機制としています。
当直の翌日は午後休むこともできます。
当院のアピール・ポイント
- 卒後臨床研修評価機構認定病院(広島県内4施設 2025.3.1現在)
- フレキシブルに選択可能なオーダーメイドの研修ローテーション
- 一次から三次まで広くバランスのよいER型救急研修で身につく急変時対応能力
- 屋根瓦方式で診療科の垣根が低い教育・研修体制
- チューター制度、メンター制度による個々を重視した指導
- 医療全般を網羅する臨床講義
- 地域医療協力施設の多様性増加
- 充実した処遇(当直の翌日は午後休、独立した研修医室、きれいな宿舎、高額な給与)
- 研修医や全職員からの要望を取り入れた積極的な改善
- 総合実習・研修センターの設立による実習・研修環境整備
臨床研修医の処遇について
給与※ | 1年次(年収)6,500,000円 2年次(年収)7,400,000円 ※2023年実績に基づく平均支給額(時間外手当・日当直手当等含む) |
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宿舎 | 病院宿舎を貸与 宿舎料は当社規定による、駐車場あり |
手当等 | 通勤手当・日当直手当・時間外手当支給 |
休暇等 | 土・日曜日、祝日、年末年始(12/29~1/3)、 有給休暇: 採用時12日付与 夏季休暇: 5日 創立記念日 など |
社会保険等 | 健康保険、厚生年金、確定給付企業年金、労災保険、雇用保険適用 |