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脳神経外科
主な研修内容
当科では問診や診察、脳血管カテーテル操作や基本的な処置、そして手術に入って手技を学び、また頭部外傷や脳卒中などの救急対応も一緒にやってもらいます。
脳神経外科は忙しいというイメージがあるかもしれませんが、やりがいも多いです。もちろん女性も大歓迎です。当科はみんな仲が良くて明るいですし、定期的な食事会やレクレーションで仕事はもちろん遊びにも力を入れています。
是非一度脳神経外科の研修にいらしてください。
研修プログラム
研修期間
自由選択科目として4週~32週
研修場所
脳神経外科外来、脳神経外科病棟、救急部、手術室
一般目標
プライマリーケアに求められる脳神経外科疾患の診療法を身につける。脳血管障害、頭部外傷、脳腫瘍などの脳神経外科疾患において、基本的診療能力や基本的手技を習得する。
具体的目標
A.急性疾患
- 意識障害患者の診察方法と原因疾患の診断方法を説明できる。
- 脳血管障害の病態と脳循環代謝の概念を理解できる。
- 頭部外傷患者の病態と脳ヘルニアの概念を理解できる。
- 脳死の概念、患者の家族に対する対応を理解できる。
B.慢性疾患
- 脳の腫瘍性疾患に対する診断と治療方法を理解できる。
- 無症候性疾患(未破裂脳動脈瘤等)、機能外科(三叉神経痛等)の概念を理解できる。
- 脳血管障害、頭部外傷の後遺症に対する治療方法や社会復帰の支援について理解できる。
C.基本手技
- 診断に必要な問診、診察、検査項目の判断ができる。
- 脳の機能検査(脳波、誘発電位など)の判定ができる。
- 脳の画像診断(CT、MRI、超音波検査など)の判定ができる。
- 腰椎穿刺の手技と髄液所見の理解と判定ができる。
- 頭蓋内圧亢進患者の薬物療法の理解と判断ができる。
- 開頭術、穿頭術、髄液シャント術、血管手術などの術前術後の管理ができる。
- 各種ドレーンの管理ができる。
- 慢性硬膜下血腫や髄液ドレナージ手術などの術者、助手ができる。
- 開頭手術、血管手術の助手ができる。
- 頭皮損傷の縫合ができる。
D.医療記録
- 主訴、現病歴、家族歴、既往歴、神経学的および理学的所見をとり、正しく記載できる。
- 画像所見や検査所見の理解と記載が正しくできる。
- 処方箋、注射伝票の記載ができる。
- 日々の診療録を速やかに記載できる。
- 検査、処置、手術に対するインフォームドコンセントを記載できる。
- 退院時要約を適切に書くことができる。
- 紹介医に対する返事や依頼状を適切に書くことができる。
方略
- 指導医のもとで、外来、病棟、手術室で研修をおこない、目標の達成に努める。
- 毎朝の指導医のカンファレンスに出席し、診療方針について話し合う。
- リハビリカンファレンスや退院支援チームの話し合いに参加する。
- 研修期間は原則4週間である。
- 経験すべき症候」としては、頭痛、意識障害 失神、けいれん発作、運動麻痺 筋力低下。 「経験すべき疾患、病態」としては、脳血管障害、頭部外傷である。
評価
- 研修医は、研修期間を通じて評価.指導を受ける。
- 研修医は、研修終了時に指導医および指導者よりEPOC2にて評価を受ける。
- 研修医より、研修施設に対する評価はEPOC2にて行う。
- 評価はEPOC2にて中国労災病院初期研修管理委員会に提出される。