採⽤情報 / 医師臨床研修 / 初期臨床研修ローテーション
呉医療センター
血液内科
主な研修内容
協力病院(呉医療センター)にて、豊富な症例から血液疾患の臨床研修を行う。
研修プログラム
研修期間
自由選択科目として4週~32週
研修場所
呉医療センター
一般目標
- 実際の血液疾患症例を経験することによって、血液疾患診療の基礎知識と必要な手技を習得する。
- 血液内科で日常的に行われている輸血療法に習熟し、輸血療法の正しい適応と副作用に関する知識を習得する。
- 血液内科で使用される各種抗菌剤、抗真菌剤、抗ウイルス剤についての知識を習得する。
- 造血幹細胞移植の原理、概要について理解できるようになる。
具体的目標
- 血液内科で日常的に行われている、化学療法の際の末梢ルート確保、骨髄検査、CV挿入、髄液検査を行うことができる。
- 骨髄検査・リンパ節生検の結果、表面抗原検査・染色体検査結果を解釈して、各種疾患を診断し、治療方針を立てることができる。
- 化学療法や免疫抑制療法の理念を理解でき、治療施行後の支持療法(輸血や抗生剤加療など)を施行することができる。
- 以下の疾患を経験することが望ましい。
- 急性白血病
- 骨髄異形成症候群
- 再生不良性貧血
- 骨髄増殖性疾患
- ITP
- 多発性骨髄腫
- 悪性リンパ腫
- 貧血
方略
- 新患の患者が入院となった場合は、原則研修医を担当医として割り当て、上級医と併診で診療を行う体制とする。
- 研修医の受け持ち疾患になるべく偏りがないよう、なるべく多くの疾患の受け持ちができるように割り当てを配慮する。
- 末梢ルート確保は研修医の必須手技としてなるべく多く経験してもらう。また、骨髄検査、CV挿入、髄液検査などの手技を行う際は、研修医に見学をさせ、各手技を3回見学し終わった研修医より、上級医の指導監督の下で手技を実践させる。
- 骨髄や末梢血のスメア標本を上級医と一緒に検鏡し、基本的な血液形態学の習得を目指す。
- 血液研修の修了時に、各自のテーマについて自ら学習し、学んだ内容についてプレゼンテーションを行わせる。
評価
研修修了時に、以下を行う。
- 経験した手技についてのフィードバック
- 各自のテーマについて自ら学習し、学んだ内容についてプレゼンテーションを行わせる。プレゼン後に上級医による評価を行う。