診療科・診療支援部門診療科・診療支援部門

臨床研究について

アドバンス・ケア・プランニング導入への取り組み
~患者にとってのよりよい導入開始時期の検討~

研究の意義・目的

ACPを適切に導入することで、患者さんが自分の人生を考えるきっかけを持つことができます。また、医療従事者が決まった手法を活用することで、患者さんやご家族の希望に沿った意思決定を支援し、患者さん自身が最善の治療方法や療養が選択できるようになります。
本研究は、患者さんにとってのよりよいACPの導入開始時期を検討し、当院の医療従事者が共有できるツールの導入やシステムを構築することが目的です。

研究の内容

当院外科外来に通院中の患者さんを対象にしています。インタビューガイドに沿って面接(3回)を行い、得られた内容から逐語禄を作成しステージ分類ごとにコード化して分析をします。

患者さんに発生する不利益

研究は患者さんの同意のもとで行います(説明書類と一緒に同意撤回書を配布し、1度同意した場合でも、患者さんの都合により不利益なく研究参加への同意を撤回することもできます)

個人情報の取り扱い

利用する情報から氏名や住所など患者さんを直接特定できるような個人情報は削除します(匿名化)また、使用するデータは他研究に用いたり、他人に譲渡されたりすることはありません。研究結果は学会で発表する予定ですが、個人が特定されるような情報は用いることはありません。

本研究について、ご質問やご不明な点があれば下記までご連絡ください。

お問い合わせ先

〒 737-0193
広島県呉市広多賀谷1-5-1
独立行政法人 労働者健康安全機構 中国労災病院
緩和ケアチーム:がん看護専門看護師 島 千世
        緩和ケア認定看護師 上野 ゆか
TEL:0823-72-7171
FAX:0823-74-0371

COVID-19重症度と関連するバイオマーカーの探索

COVID-19患者さんのカルテ情報を収集し、重症度と関連するバイオマーカーを明らかにする事を研究の目的とします。対象となる患者さんは当院を受診したCOVID-19陽性患者さんです。カルテ情報は匿名化されるため個人が特定できない状態で解析されます。この研究により、対象患者さんが費用の請求を受ける事はありません。この研究に関するご質問やご不明な点がございましたら、下記までご連絡ください。

〒737-0193
広島県呉市広多賀谷1丁目5番1号
独立行政法人労働者健康安全機構中国労災病院
呼吸器内科 塩田 直樹
TEL 0823-72-7171
FAX 0823-74-0371

橈骨遠位端骨折手術療法の成績に影響を与える因子の解析

研究の意義・目的

橈骨遠位端骨折は人口の高齢化に伴い患者数が激増している外傷の一つであり、治療方法としては掌側ロッキングプレート固定という手術方法が確立され中・長期的には良好な成績が獲得できるようになりましたが、短期での治療成績向上のための方策はまだ明らかとなってはいません。本研究は受傷後超早期(受傷当日)の手術が短期間での手機能の回復に繋がり、短期治療成績向上につながることを証明するのが目的です。

研究対象者

2021年5月から2026年3月31日までの間に、当院で橈骨遠位端骨折に対して手術療法を行った全症例を対象とします。ただし、治療成績に影響を及ぼす可能性のある合併損傷や既往合併症のある方は除きます。

研究方法

受傷当日に手術が行われたものとそれ以降に行われた群に群分けし、手術当日、術翌日、術後7-10日、2週、4週、6週、8週、12週の入院あるいは外来診察時に以下の如くデータを取得します。当日群とそれ以降群で臨床成績(患者評価表成績、手指・手関節可動域、握力)を取得し上記臨床成績に影響を与える因子(年齢、性別、利き手、骨折型、疼痛の程度、手関節腫脹程度など)についても統計学的に解析します。
この研究は当施設を含む多施設から提供されたデータを広島大学大学院医科学研究科上肢機能解析制御科学が解析するものであり、当施設ではデータの取得を行い、取得したデータを上記大学に提供し解析が行われます。

個人情報の保護について

調査内容につきましては、プライバシー保護に十分留意して扱います。情報が個人を特定する形で公表されたり、第三者に知られたりするなどのご迷惑をお掛けすることはありませんのでご安心ください。また研究に資料を提出したくない場合はお申し出ください。お申し出いただいても今後の診療等に不利益が生ずることはありません。
ご不明な点などありましたら、下記までご連絡ください。

〒737-0193
広島県呉市広多賀谷1-5-1
独立行政法人労働者健康安全機構 中国労災病院
(本研究責任者)職名:関節整形外科部長 氏名:中﨑 蔵人
TEL 0823-72-7171
FAX 0823-74-0371

呉市水害時急性期における中国労災病院の救急外来対応

2018年7月に発生した豪雨災害は、広島県全域に大きな被害をもたらしましたが、とりわけ呉地区では土砂崩れが多数発生し、大規模な災害となりました。当院においても周辺道路の崩壊と断水により病院機能に甚大な影響が及び、地域住民の方々に大変なご迷惑をおかけしました。われわれは、今回の災害時当院の救急外来でどのような対応ができたかを検証し、今後の救急対応に生かしたいと思い、以下の調査を行います。

研究対象者

豪雨災害発生(2018年7月6日)から断水解除、病院機能回復までの1週間の、当院救急外来の機能が著しく低下した時期の救急外来来院患者

研究方法

電子カルテの情報より、外来患者数、入院患者数、病態、治療内容、転帰について調査します。

個人情報の保護について

調査内容につきましては、プライバシー保護に十分留意して扱います。情報が個人を特定する形で公表されたり、第三者に知られたりするなどのご迷惑をお掛けすることはありませんのでご安心ください。

本研究についてご質問やご不明な点がございましたら、下記までご連絡ください。

〒737-0134
広島県呉市広多賀谷1-5-1
独立行政法人労働者健康安全機構 中国労災病院
救急部 中川五男
TEL 0823-72-7171
FAX 0823-74-0371

膝前十字靭帯再建術の臨床成績に関する多施設共同研究

研究の意義・目的

膝前十字靭帯損傷を生じると、日常生活やスポーツ活動などに支障をきたし、放置すると変形性膝関節症へ進行します。そのため膝前十字靭帯損傷に対しては手術が必要となることが多いですが、膝前十字靭帯損傷に対する最適な手術方法はまだ確立されていません。より良い手術方法を確立するためには、広い地域から多くの患者さんの情報を集めて、術後成績に何が大きく影響を与えているのか大規模に分析する必要がありますが、当院のみでは多くの患者さんの情報を集めることは困難です。本研究の目的は、膝前十字靭帯損傷患者さんに対する治療成績について多施設で共同研究を行い、術後成績に何が大きく影響を与えているのかを分析することで、膝前十字靭帯損傷に対する最適な治療方法を確立することです。

研究対象者

2018年4月15日から2024年3月31日までの間に、本院整形外科外来を受診された膝前十字靭帯損傷の症例を対象とします。

研究方法

膝前十字靭帯損傷と診断された患者さんの情報(年齢、性別、罹患肢、身長・体重・BMI、職業、従事するスポーツと活動性、以前の膝手術歴、主観的膝アンケート評価、膝不安定性、受傷から手術までの期間、膝徒手検査所見、術後経過観察期間、術中の半月板や関節軟骨の状態、術中の靭帯再建術式と術中再建靭帯の挙動や骨孔の情報、術前後のレントゲン・CT・MRI情報、術後2年抜針時関節鏡所見)を収集し、その情報を匿名化し多施設から集めて分析を行います。個人が特定できる情報は解析前に匿名化を行うため、データ解析の際には個人を特定できる情報は含みません。これらの情報を分析することで、膝前十字靭帯損傷に対する最適な治療方法を確立することを目指します。本研究の参加施設は、当院の他にマツダ病院、中国労災病院、県立広島病院、松山市民病院、呉医療センター、松山赤十字病院、愛知医科大学病院、尾道総合病院です。

個人情報の保護について

調査内容につきましては、プライバシー保護に十分留意して扱います。情報が個人を特定する形で公表されたり、第三者に知られたりするなどのご迷惑をお掛けすることはありませんのでご安心ください。

研究に資料を提出したくない場合はお申し出ください。お申し出いただいても今後の診療等に不利益が生ずることはありません。
ご不明な点など、ありましたら、遠慮なく質問してください。

(責任者)職名:関節整形外科部長 氏名:藤本 英作

人工膝関節置換手術(TKA、UKA)における術後疼通調査

人工膝関節置換手術の術後は痛みが強いとされており、幾多の鎮痛方法がおこなわれています。当院では2017年4月から筋力の維持、しびれの軽減を目的に、それまでの持続硬膜外鎮痛法にかえて、関節内および局所の局所麻酔薬浸潤にる鎮痛法を行っています。裁量の鎮痛方法を探るために、鎮痛方法の違いが、術後の痛み、リハビリの進行度合い、慢性期のいたみ、機能回復にどのように影響するかの検討を行っています。さらに麻酔方法の違いが急性期の痛みにおよぼす影響について、急性期の痛みが慢性期(1~6ヶ月)の痛みや機能回復におよぼす影響についても検討を行っています。

2016年から人工膝関節置換手術を受けられた患者さんには、同意いただいた方に限り術後3日間にわたりお部屋に伺い、痛み、下肢の筋力、麻酔の効果などを調査させていただいており、今後も継続して調査をさせていただきたいと思っています。

電子カルテの記載からの情報収集もいたしますが、頂いたデータは個人の情報が特定されない形で大切に扱い、保存し匿名化された形で研究に使用させて頂きます。

本研究について、ご質問やご不明な点がございましたら、下記までご連絡ください。

〒 737-0193 広島県呉市広多賀谷1-5-1
独立行政法人労働者健康安全機構 中国労災病院
麻酔科 日高昌三
TEL: 0823-72-7171
FAX: 0823-74-0371

大腸憩室出血におけるIVRの有用性

当院では下記の疫学研究を実施しておりますので、該当する可能性のある方で、研究への協力を希望されない場合は、下記に記載されている担当者までご連絡ください。また、ご質問やご不明な点がありましたら、下記まで問い合わせください。

1.はじめに

大腸憩室出血は、下部消化管出血の中で最もよくみられる疾患の一つです。約30%で内視鏡、血管内治療、手術による止血術が必要と言われています。特に、血管内治療による塞栓術についてはその有用性が確立されていません。そこで、大腸憩室出血に対して血管内治療を行った過去のデータを用いて、血管内治療の成績を出し、さらなる患者さんの治療に役立てたいと思い、研究を計画しました。

2.研究の内容

2007年1月から2017年12月までで大腸憩室出血に対して動脈を血管造影した患者さんが対象です。血管造影の結果、血管奇形など別疾患の診療となった患者さんは除外しています。診療録やCT、IVRの画像やレポート、血液データを参照し、主には再度出血をしたか否かについて検討します。

3.患者さんに発生しうる不利益

既存のデータを使用しますので、患者さんに対する不利益が生じることはありません。個人情報の取り扱いについては下記のように厳正に扱います。

4.個人情報の取り扱い

利用する情報から氏名や住所など患者さんを直接特定できるような個人情報は削除します(匿名化)。また、使用するデータは他研究に用いたり、他人に譲渡されたりすることはありません。研究結果は学会や論文で発表する予定ですが、個人が特定されるような情報を用いることはありません。

5.本研究の資金源(利益相反)

本研究に関連し開示すべき利益相反はありません。

6.お問い合わせ先

電話:0823-72-7171、FAX:0823-72-0371
住所:広島県呉市広多賀谷1-5-1
所属:中国労災病院 放射線診断科

肝ドーム下肝細胞癌に対する経動脈的化学塞栓療法後CTガイド下ラジオ波の有用性

当院では下記の疫学研究を実施しておりますので、該当する可能性のある方で、研究への協力を希望されない場合は、下記に記載されている担当者までご連絡ください。また、ご質問やご不明な点がありましたら、下記まで問い合わせください。

1.はじめに

肝細胞癌の手術適応のないものに関しては、動脈からの化学塞栓療法やラジオ波焼灼術により局所の治療をすることで予後がよくなる可能性が示唆されています。また、それらを併用することで極右書の再発をより抑える可能性も言われています。肺に近い肝細胞癌に対しては、エコーで刺しにくいことも多く、当院ではCTで位置を確認しながら針を病変まで進め焼灼しています。この度は、CTガイド下に焼灼された肝細胞の焼灼がうまくできているかについて調べるために以下の研究を計画しました。

2.研究の内容

2007年1月から2016年12月までで肝細胞癌に対して動脈から化学塞栓療法を施行したのち、CTもしくはエコーでラジオ波焼灼療法をした患者さんを対象にしています。CT、IVRの画像を参照し、主には焼灼範囲が適切であったかを評価しています。他にも診療録や血液データを参照し、肝臓の背景疾患やその後の経過などのデータを集めます。

3.患者さんに発生しうる不利益

既存のデータを使用しますので、患者さんに対する不利益が生じることはありません。個人情報の取り扱いについては下記のように厳正に扱います。

4.個人情報の取り扱い

利用する情報から氏名や住所など患者さんを直接特定できるような個人情報は削除します(匿名化)。また、使用するデータは他研究に用いたり、他人に譲渡されたりすることはありません。研究結果は学会や論文で発表する予定ですが、個人が特定されるような情報を用いることはありません。

5.本研究の資金源(利益相反)

本研究に関連し開示すべき利益相反はありません。

6.お問い合わせ先

電話:0823-72-7171、FAX:0823-72-0371
住所:広島県呉市広多賀谷1-5-1
所属:中国労災病院 放射線診断科

日本産科婦人科学会データベース登録事業(周産期登録・婦人科腫瘍登録)

1.情報の利用目的及び利用方法(他の機関へ提供される場合はその方法を含む。)

本邦における産婦人科領域の診療の現状(妊娠、分娩、不妊、悪性腫瘍など)を把握することで、さまざまな課題を抽出し、より良い産婦人科医療に反映することを目的として、日本産科婦人科学会ではデータベース登録事業を行っています。診療記録から抽出された情報を匿名化し、誰の情報かわからないようにしたうえで、WEBまたは郵送にて日本産科婦人科学会に提供しています。日本産科婦人科学会でデータの統計解析を行い、その結果を日本産科婦人科学会雑誌や日本産科婦人科学会ホームページに掲載しています。また、研究代表者を日本産科婦人科学会会員が務めており、かつ日本産科婦人科学会が審査を行い承認された臨床研究に対しては、データが提供(二次利用)されることもあります。

2.利用し、又は提供する情報の項目

①各領域共通
患者の年齢

②周産期領域(妊娠・分娩関連)
入院理由、不妊治療の有無、母体紹介の有無、妊娠・出産回数およびその内訳、喫煙飲酒歴、分娩週数、分娩方法、麻酔法、分娩胎位、誘導・促進の有無および方法、胎児心拍パターン分類、産科合併症、母体処置内容、出産体重、性別、Apgar値、臍帯動脈pH、児体格、児疾患名、胎児付属物所見、産科既往歴、母体基礎疾患、母体感染症、母体使用薬剤、母体転帰、児の転帰

③婦人科悪性腫瘍領域(婦人科癌関連)
疾患名、治療開始日、進行期分類(FIGO分類およびTNM分類)、組織分類、局所進展、所属リンパ節転移、遠隔転移、治療内容と手術術式、予後

3.利用する者の範囲

主に日本産科婦人科学会がデータを利用します。また、日本産科婦人科学会で審査を行い、承認された臨床研究に二次利用されることがあります。その際には、二次利用先の情報は日本産科婦人科学会のホームページ(https://www.jsog.or.jp)に掲載されますので、そちらをご参照ください。

4.情報の管理について責任を有する者の氏名又は名称

日本産科婦人科学会 理事長 藤井 知行
事務局
TEL: 03-5524-6900
FAX: 03-5524-6911
E-mail: nissanfu@jsog.or.jp

5.本研究の対象になると思われる方、またはその代理人の方が「この研究課題に対して利用・提供して欲しくない」と思われた場合は、研究対象者が識別されるような診療情報の提供を停止することができます。その場合は、下記へお問い合わせください。

連絡先
〒 737-0193
広島県呉市広多賀谷1-5-1 中国労災病院産婦人科
藤原久也
TEL: 0823-72-7171
FAX: 0823-74-0371

子宮収縮抑制剤調査_オプトアウト

関連施設共用大腸癌データーベースの構築についての説明文書
患者さんへ

1.はじめに

医学の進歩は、臨床的研究の積み重ねの上に成り立っています。大腸癌の研究においては、今まで、関連病院各施設が独自に臨床データーを蓄積する上で、研究をすすめてきました。しかしながら、単独施設のみでは症例の解析には限界を認めます。そこで、広島県の関連病院各施設のデーターを共用することによって、大きいデーターを解析できるようになり、より臨床に反映することが期待できます。

その解析の結果、将来の新しい治療や検査、治療方法に応用し、患者さんの治療に役立てていきたいと考えています。また、この調査の結果、新たな発見があった場合には、新たに臨床試験を行う予定です。

2.お願いすること

一般診療で行われたデーターを保存させていただくので、新たにお願いすることはありません。

3.研究で行うこと

大腸癌と診断された患者さん全てが対象です。一般診療によって得られたデーターを共用化し保存させて頂きます。関連病院施設とは、広島大学病院、広島県立病院、広島市民病院、広島安佐市民病院、広島記念病院、広島JA総合病院、尾道総合病院、中国労災病院、JR広島病院、東広島医療センター、西広島医療センター、中電病院、吉田総合病院、呉医師会病院の計14施設です。研究対象者の選定期間は、承認後から平成38年3月31日までを予定しています。

4.個人情報の収集

この研究では以下の診療情報を収集します。

  1. 大腸癌の罹患、治療歴、病理組織学検査結果、術後経過(合併症、飲食開始時期、排便時期)
  2. 年齢、性別、身長、体重、血液型、家族歴、生活歴(喫煙、飲酒の有無等)、内服歴、既往歴、採血(血算、CRP、肝機能、腎機能、電解質、腫瘍マーカー(CEA、CA19-9))、尿検査、CT、PET-CT、MRI、X線、内視鏡検査などの画像診断結果、肛門内圧検査結果、心電図、肺機能検査、再発、生存の有無

5.データーベースの管理と保護

データーベースは匿名化したデーターをデーターベースに登録し、個人情報が保護できるように厳重に管理されており、見ることができるのは、医療関係者および研究者のみです。また、プライバシー保護のため、あなたから提供して頂いたデーターは、匿名化された形で研究に使用させて頂きます。

6.研究成果の公開

未来の患者さん、あるいは医学の発展にとって大変役に立つと考えられる研究成果は、個人の特定がされない形で、学会、論文等で公表していきたいと思います。しかし、個人に解析結果を告知することはありません。

7.研究から生じる知的財産権について

研究の結果に基づいて、特許等の知的財産権が生じる可能性があります。この知的財産権は、提供されたデーターやそこにふくまれている情報そのものに対してではなく、研究者達が研究やその成果の応用を行うことによって初めて生まれてきた価値に対するものです。ですから、「治療経過のデーターを提供したから、その情報に関わる知的財産権を当然もつはずだ」と、あなたが主張することはできません。また、その知的財産権により経済的利益が生じても、同じ理由によりあなたはその権利を主張できません。

8.謝礼について

この臨床データーを保存、解析させて頂くことに対して、謝礼を支払うことはありません。

9.情報の保存、解析にかかる費用について

本研究を行うにあたり、費用の請求は致しません。また、診療や検査は、通常の治療と同じように保険診療にて行われます。情報の保存期間は、研究終了後5年間保管させて頂きます。

10.拒否の自由

本研究における関連施設共用大腸癌データーベースの構築への参加については、あなたの自由意思に基づくもので、強制ではありませんので、拒否して頂いても構いません。本研究に参加を希望されない場合は申し出ください。このことにより、あなたは何ら医療上の不利益を受けることはありません。

お問い合わせ
〒734-8551
広島市南区霞1-2-3
広島大学病院消化器・移植外科(第二外科)
教授 大段 秀樹
連絡先:082-257-5222

新規薬剤導入による去勢抵抗性前立腺癌患者の予後と予後因子の検討

去勢抵抗性前立腺癌においては、エンザルタミド、アビラテロン、ドセタキセル、カバジタキセルなど新しい薬剤が次々導入され、その生存率の改善が報告されています。一方で、去勢抵抗性前立腺癌の予後予測や薬剤の至適な投与方法などについては確立されていません。

そこで、今回、去勢抵抗性前立腺癌に対する各薬剤の有効性ならびに予後予測因子を探り、至適な投与方法を明らかにするため、広島大学大学院医歯薬保健学研究院腎泌尿器科学を主施設として多施設共同研究が行われることとなりました。対象は、平成19年1月1日から平成32年12月31日まで去勢抵抗性前立腺癌として治療が行われた患者さんです。情報は、電子カルテの過去の診療録から情報を収集しますが、個人情報が特定されない形で保存させていただきます。

研究で得られた成果は、学会や論文等で発表させていただくことがあります。その際、患者さん個人が特定できるような情報の開示は一切致しません。ご質問やご不明な点がございましたら、下記までご連絡ください。

連絡先
〒737-0193 広島県呉市広多賀谷1-5-1
独立行政法人労働者健康安全機構 中国労災病院 腎泌尿器外科 小林 加直
TEL:0823-72-7171
FAX:0823-74-0371

好酸球性副鼻腔炎に対する手術治療および保存的治療の予後調査

好酸球性副鼻腔炎は難治性で、発症機序は不明であり、病態の理解も曖昧です。経口ステロイド薬の保存的治療を行った際、どの程度効果があり、どのくらい有効期間があり、どのような症状から再発が判明するのかは不明です。手術療法においても各施設独自の術式が存在しているため、統一的な術式の確立が望まれます。

このため、福井大学医学部附属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科を主施設として、多施設共同研究が行われることになりました。対象は、2015年~2019年の5年間に手術を行った患者さん、および2017年~2021年の5年間に保存的治療を行った患者さんです。同意を得られた患者さんからアンケートを行い、そのアンケート結果と電子カルテから得られた情報を個人が特定されない形で保存させていただきます。

研究で得られた成果は、学会や論文等で発表させて頂くことがあります。その際、個人情報が特定できるような情報の開示は一切致しません。

ご質問やご不明な点がございましたら、下記までご連絡ください。

連絡先
〒7337-0193 広島県呉市広多賀谷1-5-1
独立行政法人労働者安全機構 中国労災病院
耳鼻咽喉科
TEL: 0823-72-7171
FAX: 0823-74-0371

本院で脳神経外科治療を受けた患者さんへのお願い

現在、当院では、「日本脳神経外科学会データベース研究事業(Japan Neurosurgical Database:JND) 」に協力しています。2018年1月から当院脳神経外科に入院された患者さんの臨床データを解析させて頂き、脳神経外科医療の質の評価に役立てることを目的としています。
解析にあたって提供するデータは、提供前に個人を特定できない形に加工した上で提供しますので、患者さんの個人のプライバシーは完全に保護されます。
本研究の解析に自分のデータを使用されることを拒否される方は、当事業実施責任者の脳神経外科 熊野にその旨お申し出くださいますようお願い致します。(連絡先:中国労災病院 脳神経外科 熊野潔 電話 0823-72-7171)
その他研究事業についての資料の閲覧を希望される方は、研究班ホームページ(https://jns.umin.ac.jp)をご参照ください。

日本脳神経外科学会データベース事業 事務局
一般社団法人日本脳神経外科学会
〒113-0033 東京都文京区本郷5-26-16 石川ビル4階

死因不明で死亡した子どもの原因究明と再発防止のために小児死亡事例検証を行うための院内体制構築に関する研究
-子どもの死亡登録・チャイルドデスレビュー法制化に向けて

子どもの死亡事故は非常に悲しい出来事です。こうした事故には防げ得た事故が含まれます。そのためには亡くなられた子どもの死亡原因をしっかりと究明することが重要になります。諸外国ではチャイルドデスレビューという子どもの死亡原因の究明制度がすでに法制化されている国がたくさんあります。我が国でも厚生労働省を中心に法制化の準備がすすめられています。当院ではこうした動きをうけて、子どもの死亡原因の究明に関する研究を行います。具体的には死亡された子どもさんのカルテを詳細に検討し、は年齢、性、死亡時・搬送時の状況、CPA-OA(来院時心肺停止)、心肺蘇生、警察関与、乳幼児突然死症候群、周産期・基礎疾患・事故の状況、予防接種 、剖検等の情報を収集し死亡原因を究明するとともに、法制化への準備をすすめます。
検討するカルテ情報はプライバシーに配慮して個人を特定できる情報を使用しないように致します(症例ナンバリング)。

本投稿についてご質問やご意見などがございましたら下記までご連絡ください。

代表:小西央郎
所属:小児科
連絡先:0823-72-7171
中国労災病院倫理審査委員会

全身状態不良の未治療進行非小細胞肺癌患者に対するペムブロリズマブ療法の有効性と安全性を検討する探索的臨床試験(PROLONG STUDY-1)

全身状態不良の進行非小細胞肺癌を対象に、ペムブロリズマブ療法の有効性と安全性を評価する事を目的とします。この臨床研究は広島大学呼吸器内科を主施設とする多施設共同研究です。研究により得られた診療情報及び検体は、患者番号やお名前など個人を特定する情報がわからないように匿名化して保存されます。この研究の情報は大学病院医療医情報ネットワーク研究センター(UMIN)のデータベースで公開しています。
https://www.umin.ac.jp/ctr/index-j.htm
この試験に関するご質問やご不明な点がございましたら、下記までご連絡ください。

〒737-0193 広島県呉市広多賀谷1丁目5番1号
独立行政法人労働者健康安全機構中国労災病院 呼吸器内科 塩田直樹
電話:0823-72-7171
FAX:0823-74-0371

高齢者の未治療進行非小細胞肺癌患者に対するペムブロリズマブ療法の有効性と安全性を検討する探索的臨床試験(PROLONG STUDY-2)

高齢者の進行非小細胞肺癌を対象に、ペムブロリズマブ療法の有効性と安全性を評価する事を目的とします。この臨床研究は広島大学呼吸器内科を主施設とする多施設共同研究です。研究により得られた診療情報及び検体は、患者番号やお名前など個人を特定する情報がわからないように匿名化して保存されます。この研究の情報は大学病院医療医情報ネットワーク研究センター(UMIN)のデータベースで公開しています。
https://www.umin.ac.jp/ctr/index-j.htm
この試験に関するご質問やご不明な点がございましたら、下記までご連絡ください。

〒737-0193 広島県呉市広多賀谷1丁目5番1号
独立行政法人労働者健康安全機構中国労災病院 呼吸器内科 塩田直樹
電話:0823-72-7171
FAX:0823-74-0371

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