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【講演2】
入院中の治療や手続きについて
トップページ第22回講演会>【講演2】入院中の治療や手続きについて

豊田: 豊田章宏  それでは、実際に脳卒中で入院されたあとの話へと続きます。入院生活のこと、治療のこと、気をつけるべきこと、疑問に思うことなど色々とありますよね。 これらについて、中国労災病院で働く脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の佐竹さんからお話を伺いたいと思います。
 では、佐竹さんお願いいたします。(拍手)


写真・佐竹尚子さん 佐竹 尚子 さん
中国労災病院脳卒中リハビリテーション看護認定看護師



 皆さん、はじめまして、私は中国労災病院脳卒中リハビリテーション看護認定看護師という看護師の佐竹尚子といいます。今日は寒い中お越しいただきありがとうございます。こういう機会を与えてくださった豊田先生、ありがとうございます。
 昨日、今日と、本当にぐっと寒くなりましたよね。こういうぐっと寒くなるときはすごく脳卒中になりやすくなるので、皆さんもちょっと注意していきましょう。
 今回は入院中の治療や手続きについてというテーマで、入院中にどういった治療をするのか、どういった検査をするのかというところと、あと退院までの話、どういった流れで退院になるのかなといったところを話していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
図1:脳卒中とは
図1:脳卒中とは
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 では、脳卒中とは、というところからお話をしていきます。脳卒中とは、突然脳の血管が詰まったり、切れて出血してしまったりする病気です。 詰まったりする病気のことを脳梗塞、切れて出血する病気のことを脳出血、また、くも膜下出血といいます。 詰まったりする脳梗塞と出血する脳出血、くも膜下出血、このふたつ、治療は当然違ってきます。
図2:入院中の治療
図2:入院中の治療
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 まず脳梗塞の治療についてからお話していきます。
 血液の流れが悪くなって詰まってしまっているので、当然良くする必要があります。そのために血液をサラサラにする薬を使用していきます。 なので、血が止まりにくくなってしまします。なので、ふいにどこかにぶつけて打撲になっていたり、その打撲がひどかったら血種、 血の塊ができてしまったりすることがよくあるので、十分注意してください。また、便に血が混じっていたり、黒っぽい便が出たりする場合があります。 その場合、胃や大腸、消化管のほうから出血している可能性があるので、そのまま流さずに血の具合を確認させてください。なので看護師にご相談ください。
図3:入院中の治療
図3:入院中の治療
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 で、脳梗塞の場合、発症後4時間半以内であれば血栓溶解療法という特別な治療が適用となる場合があります。一番最後に元気だった時間、 元気だったことを確認した時間、最終未発症時間というのですけれど、その時間が基準となりますので、医師にその時間を伝えてください。
図4:ファスト(FAST)
図4:ファスト(FAST)
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 ここで皆さんにファスト(FAST)というこのちらしをご紹介させてください。このファスト何かというと、何か変、おかしいな、 もしかして脳卒中?チェックファスト(Check FAST)と書いてあるんですけど、このファスト、「F」「A」「S」「T」頭文字をとって、 それぞれどういった症状がでたら脳梗塞、脳出血、脳卒中を疑うのかというところが書いてあります。ちょっと皆さんと一緒に見ていきます。
図5:フェイス(Face)
図5:フェイス(Face)
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 まず「フェイス(Face)」の「F」です。顔の麻痺の症状です。このように顔の片側が下がったり、ゆがみがあったりした場合、脳卒中を疑ってください。 それでは皆さん、ニッコリ「にーっ」と笑ってみてください。(会場、皆さん一生懸命笑顔を作ってます)「にーっ」とうまく笑顔が作れますか?  歯をしっかり見せて「にーっ」と笑ってみたときに、左右対称にしっかりと歯が出ているかどうかをチェックしてください。
図6:アーム(Arm)
図6:アーム(Arm)
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 次に「アーム(Arm)」腕の麻痺の症状です。この絵のように、では皆さん、できるだけ肩の高さまで両手を前に出してみてください。 (会場、一斉に両腕が上がる)この手を前に出したときに、皆さんちゃんと左右挙がってますよね。 この両腕を上げたままキープできるかどうかというところをチェックしてみてください。はい、ありがとうございます。
図7:スピーチ(Speech)
図7:スピーチ(Speech)
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 つぎに「S」「スピーチ(Speech)」言葉の障害も脳卒中で出る症状のひとつです。言葉自体が出てこない場合と、ろれつが回らないことがあります。 今日は何月何日ですか?とか 自分の名前が言えますか? というところ、短い文章、「今日はとても寒い日です」といったような 短い文章がいつも通りしゃべれるかどうかといったところをチェックしましょう。あと、ろれつが回らないというところなんですけど、 そこを皆さんとチェックしていこうと思っています。私が言う言葉をあとから続けておっしゃってくださいね。いいですか。いきますよ。
 「ぱぴぷぺぽ」(会場「ぱぴぷぺぽ」)はい。
 「たちつてと」(会場「たちつてと」)はい。
 「かきくけこ」(会場「かきくけこ」)はい。
 「らりるれろ」(会場「らりるれろ」)はい、ありがとうございます。
 皆さん、言えてましたね。これ、くちびると、舌をとても使う「ぱ」「た」「か」「ら」という行を言ってもらいました。 こういう風な言葉がちゃんとろれつが回ってるかというところをチェックしてください。
図8:ひとつでも症状があれば
図8:ひとつでも症状があれば
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 こういった症状の中でひとつでも症状が出ていれば脳卒中の可能性が高いです。ちょっと救急車大げさだなとか、 とりあえず家で様子をみてそれでもだめなら病院へ行こうかなとかおっしゃる方、とても多くいらっしゃいます。 ですが、脳卒中はできるだけ早く病院へ来て治療をした方が、その後の症状の改善につながると言われているので、 そういう場合は、最後の「T」です。「タイム(Time)」です。
図9:タイム(Time)
図9:タイム(Time)
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 さきほど言った通りの最後の元気だった時間は何時だったかといったところをチェックして、救急車を呼ぶようにしてください。 救急車の番号119なんでね、焦ったときは「何番だっけ?」という風になってしまうので、電話のところにメモしておくのもいいかも知れませんね。 今日はこの「ファスト(FAST)」を覚えて帰っていただけたら嬉しいです。
図10:入院中の治療
図10:入院中の治療
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 次に、脳出血、くも膜下出血の治療のことについて説明していきます。出血の場合は血圧を十分管理していく必要があります。 血圧を下げる薬や脳の腫れを抑えるような点滴をしていきます。いきんだりするときに腹圧をかけてしまうんですけど、 そういう場合急に血圧が上がってしまって気分が悪くなってしまったり、出血がひどくなってしまったりする場合があるので、便秘には十分注意しましょう。 手術が必要となる場合もあります。出血の場合、頭痛や吐き気を伴うことがあるので、我慢せずに鎮痛剤や制吐剤を使用するので看護師におっしゃってください。
図11:心エコー・心電図
図11:心エコー・心電図
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 次に検査の話をしていきます。入院したらいろんな検査をしていきます。原因についていろいろ調べていく必要があるからです。 採血や心電図、レントゲン、超音波、CT、MRIなどの検査をしていきます。心電図や心エコーは心臓や弁の動きやちゃんと動いているかなあということや、 心臓の中に血栓ができていないかなということをチェックしていきます。心エコーは上の写真の通り、 こういうプローベという専門の機械を胸に当てがって心臓の動きや弁の動きを見ています。 心電図はこういう吸盤のようなものをいくつも付けて心臓の電気信号がちゃんと流れているかなというところを見ていきます。
図12:レントゲン
図12:レントゲン
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 次にレントゲンです。レントゲンでは何を見ているかというと、心臓の大きさや肺炎などの他の病気になっていなかなといったところをチェックしていきます。 この写真のレントゲンは立って写真を撮っているんですけど、脳卒中の場合床上安静や立てない場合もあるので、ベット上でとる場合もあります。
図13:頸部エコー
図13:頸部エコー
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 次に頸部エコーもしていきます。頸部の超音波の検査です。首の血管を検査して動脈硬化がどれくらい進んでいるのかというところを見ています。 先ほどの心エコーと同じような機械を首のドクドク、 触ったらドクドクするところの大きい血管に当てがって血管の太さやプラークという血栓になるようなものがないかという動脈硬化のチェックをしていきます。
図14:CT・MRI
図14:CT・MRI
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 あとCT、MRIの検査です。これは脳の状態や血管の状態、もしくは新たな別の病気がないかなどをチェックしています。 上がCTで下がMRIの検査をしているところなんですけど今日来ていらっしゃる方でCTやMRIを撮ったことがありますよという方いらっしゃいますか? (会場、多くの手が挙がる)わっ、いらっしゃいますよね。MRI、結構音がうるさかったり長かったりしましたよね。(会場の方、うなづく)そうですよね。 でも、MRIの検査すごく詳しく見れるのでね・・・昨日もされました?(会場の方とのやり取り)そうなんですね。こういったチェックをしていく必要があります。 ぜひご協力してください。
図15:食事について
図15:食事について
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 あとお食事についてです。入院したら治療食となる場合があります。減塩食や糖尿病食、嚥下食といった食事になることがあります。 まず減塩食の場合は、ふりかけや佃煮などの持ち込みについては看護師に確認をお願いします。どうしても、病院食、薄い、食べにくい、 不味いとおっしゃられる方いらっしゃるんですけども、あえて塩を控えめにしていることもありますので、 その時にふりかけをたくさんかけたりしたら意味がなくなってしまうのでご相談ください。 あと糖尿病の持病がある方は糖尿病食を提供させていただく場合があります。そういう時は、病院食以外の食べ物、間食はご遠慮下さい。 あと、嚥下障害、飲み込みが難しくなってしまった場合、そういった場合はとろみをつけたり、口から食べれない場合もあります。 飲み物や食べ物については、その都度看護師に確認をお願いします。
図16:入院中の経過
図16:入院中の経過
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 次に安静度の話です。入院直後は床上安静になる場合があります。ヘッドアップの制限があることもあります。 ベッド上では頭を起こさずに看護師に確認をしてから頭を起こすようにしてください。床上安静の時は基本的にずっとベッド上にいることになります。 なので、もちろん、排泄もベッド上でしなければなりません。どうしても横になったままだったら出ないという方もいらっしゃいます。 そういった場合は看護師にご相談ください。安静度は日々変化するものなのでその都度看護師がご説明させていただきます。 安静がどうしても守れない場合は、やむを得ず抑制をする場合もありますので、そのところはご了承ください。
図17:内服について
図17:内服について
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 次に薬についてです。今まで飲んでた薬を中止することもあります。血圧を下げる降圧剤や血をサラサラにする抗凝固剤など、 いろんな薬を飲まれていると思うんですけれども、そういった薬は病気によっては飲んではいけない薬もあります。 一度今まで飲んでた薬をすべて確認させていただく必要があるので、入院の際にはお薬手帳と一緒に持ってきてください。 薬について不明な点があれば、病棟薬剤師が常駐してますので、その方にご相談いただくことができます。その都度看護師にご相談ください。
図18:リハビリについて
図18:リハビリについて
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 あとリハビリについてです。発症後できるだけ早くからリハビリが始まります。まずはベッドサイドで手足の運動を行っていきます。 安静が解除になった際には、リハビリ室で歩行の訓練や手先の訓練を行っていきます。なのでベッドサイドから手足の運動が始まりますので、 ベッド上安静のときもご自分で動かせるところは足首をパタパタさせたりだとか、そういった運動をされてください。 たまに、リハビリ室では歩く練習をしているのに、病棟に帰ってきたらベッド上で排泄をしているという方も見かけます。 リハビリのときだけでなく病棟での生活自体もリハビリだと考えております。看護師に確認の上しっかり動いていきましょうね。
図19:退院にむけて
図19:退院にむけて
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 次に退院までの流れについて説明していきます。退院に向けて入院から在宅までの流れを説明していきます。脳卒中に関係する病院を大きく3つに分けて、 急性期病院、回復期リハビリテーション病院、療養型病院、この大きく3つにわけることができます。中国労災病院は急性期病院にあたり、 救急車やドクターヘリの受け入れを24時間しております。脳卒中になったら手足の麻痺や言葉の障害が残ることもあります。 軽微なごく軽い場合は、直接自宅へ帰ることができるんですけども、そうでない直接自宅へ帰るのは不安だという方も多くいらっしゃるので、 その場合は積極的なリハビリが必要です。そういう積極的なリハビリができるのが回復期リハビリテーション病院になります。 麻痺や障害が重度だったりどうしても介護ができないという方は療養型の病院や各種施設に入所するという流れになります。
図20:ひろしま脳卒中地域連携パス
図20:ひろしま脳卒中地域連携パス
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 そういった各病院同士や施設との間で患者さんの情報をスムーズにやりとりする必要があります。 そのやりとりにこちらの「ひろしま脳卒中地域連携パス」というパスを使っています。ちょっと小っちゃくて見えにくいんですけれども、 こういう細かな情報のやり取りをしています。
図21:リハビリ病院への転院
図21:リハビリ病院への転院
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 とくにリハビリ病院への転院のときにはリハビリの情報も重要になってきます。急性期の病院でも回復期リハビリ病院でもリハビリは行います。 でも病院でリハビリができる期間ていうのは限られています。発症から約半年間という、ちょっと政府で決まっているんですね。 なので積極的にリハビリを行った方がいいんですけど、症状が安定するまでは急性期の病院で点滴や飲み薬などの治療をしていきます。 そして症状が安定したらできるだけ早い時期に転院をして積極的にリハビリをした方がいいと思います。 症状が安定してから、さあどこの病院に行った方がええんかのう、それとも施設の方がいいのかなという風に方向性を検討してると転院するのが遅れてしまいます。 ここの病院に決定した、じゃあ明日退院しようという風に、すぐすぐ転院できるわけではありません。
図22:多職種でサポート
図22:多職種でサポート
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 当院では、入院から1週間以内に病棟の看護師や退院調整看護師、リハビリスタッフなどの多職種で入院時のカンファレンスを実施して 今後の方向性について検討を行っております。ここで皆さんにお願いがあります。入院の時点で退院先、自宅へ帰るのか、 どうしても介護が必要となる場合だったら施設の入所、年齢等も考えてそうした施設に入所した方がいいのかなというおおよその方向性について ご意向を確認させていただいています。日ごろからご家族の間でそういったもしもの時のことを話し合いをされておいてください。 そうした方が転院までの流れがスムーズになって転院の調整がしやすくなります。病棟看護師だけでなく退院調整看護師やMSWというメディカルソーシャルワーカー、 各施設や地域包括との連携を専門としている者と一緒に退院に向けてしっかりサポートしていますので、分からない点があればいつでもご相談ください。
図23:手続きについて
図23:手続きについて
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 最後に、いろんな施設があるんですけど、施設についてご紹介します。施設といってもいろいろ種類があります。 民間の施設だったり、公的の施設というところでも分けられますし、介護がどれくらい必要なのか、自立している方でないと入れないというところもあります。 それと違って、認知症があるのかないのか、そういった基準もあります。こういったいろんな施設があるので、こういったご相談もさせていただいていますので、 ご紹介もしていますので、いつでもお声かけください。

 ご静聴ありがとうございました。(拍手)


豊田:  はい、ありがとうございました。実際に入院されたことのある方には、心当たりのある話がいっぱい出てきたと思います。
 最初に食事のこととですが、患者さんの声などの病院アンケートでは厳しいご意見をいただくことが多いのです。 味気ないとか、薄味で美味しくないとかいろいろなご意見をいただきます。高血圧の方ですと、まず塩分を抑えなくてはいけませんので、 美味しくないのは分かるんですけども、せっかく減塩食が出されてるのに、おかずに醤油をバーッとかけて、ご飯にはふりかけバーッとかけて食べれば、 治療の意味がないですよね。
 食事は生活のさらには治療の基本ですから、病院の中だけでなく家に帰ってからも減塩が続けられるように慣らす期間だと理解していただければいいんですが、 とにかく塩分はダメとばかり言うと、患者さんも息苦しいって言いますか、堅苦しい思いがします。 しかし、病院のスタッフも何も意地悪でさせたいわけじゃないです。皆さんが最終的に健康になるようにっていう考えのもとでのことですのでご了承いただきたいと思います。
 あとは安静期間中のトイレのこともつらいですよね。普段はベッドの上で排泄ってしたことないですよね、それをいきなりしようと思ってもなかなか難しいし、 個室じゃなくて、大部屋だと周囲のことも気になりますよね。においのことも気になります。 しかし、看護師さんのほうは慣れているので、なかなか言いにくい場面もあると思いますが、遠慮なく相談していただいて、 何が難しいってことを言っていただいた方がいいですね。
佐竹:  はい。いつでも、何でも。いろんなことが不安だと思います。はじめてのことが多いと思いますので、何でも、気軽にご相談ください。
豊田:  疑問があることは解消しながら進まないと、いい治療ができないと思いますので是非聞いてください。こんなこと聞いていいんだろうかとか。 怒らりゃせんだろうかとか心配でしょう。しかし是非遠慮なく聞いてください。それは自分がいい治療を受けるためですので、遠慮なく聞いてください。 医師でなくても看護師とか、ソーシャルワカーとか、いろいろ相談窓口が病院にはありますので、そちらで聞いてもらってもいいと思います。
 あとは退院に向けてですね。転院の話が出ましたけど、何も転院がゴールではありません。途中でお話にも出てきましたけど、 リハビリをいかに早く始めて、続けていくかが大切なのです。病状が落ち着いたら、なるべく早くリハビリ専門病院へ移って、 時間をかけたリハビリをした方がいい。そのために早く専門病院に転院する方がいいってことであって、早く退院してくださいってことではありませんので、 誤解のないようによろしくお願いします。佐竹さんの方で何か付け加えることはありますか?
佐竹: 写真・佐竹尚子さん  先生からいろんな話を入院中にされると思います。先生から話を聞いたときに難しい話もあると思うんですけども、 私たち看護師も同席しますので分からないことがあれば遠慮なくおっしゃってください。先生の話が終わった後、家に帰ってたり、 病室でひとり考えて振り返られたときに分からない点があれば何でもご相談ください。不安なこと、疑問なこと、 その分からないままモヤモヤしたまま治療を受けるというのは、ちょっとしんどうことだと思うので、気軽にお声かけください。
豊田:  そうですね。それは医師のほうも気をつけなければいけないことで、どうしても専門用語がポロポロと説明の中で無意識に出たりします。 一般の方には分からないですよね。我々も自分の専門外のこと言われたら分からないですし、正直、医者も科が違う病気だと分からないことたくさんあります。 ですから、分からないときは正直に分からないとおっしゃってください。そして、聴き忘れないようにメモをしてきてください。
 それでは、佐竹さんありがとうございました。
佐竹:  ありがとうございました。(拍手)
講演当時のものです)
 
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