診療科・診療支援部門

救急部

副院長 兼 救急部長 中川 五男

われわれは「輪」で救急医療を推進します。

救急医療は、初療を担当する救急部スタッフ・各科当直・待機医師、それを引き継ぐ専門治療スタッフ、これらの活動を支えてくれる看護師・技師スタッフ、そして日常生活への復帰を支援するリハビリスタッフなど、専門集団の「輪」が連なって成立しているチーム医療です。当院では、年間15,000名前後の救急患者が、救急外来を訪れます。これに対し、ICU・救急医療を専門に対応する常勤医師2名が日勤帯の救急患者初療を実施し、4名の医師が毎日当直し、全科が常に待機を行い、また薬剤師、放射線技師、検査技師、事務職も当直体制を敷いています。こうしてたくさんの救急患者さまを受け入れ、固いチームワークで病院をあげて救急医療に取り組んでおります。今後も地域の皆さまのニーズに応えるべく、全力で救急医療の「輪」を堅持してゆきたいと考えています。

業務内容

当院は救急科専門医指定施設であり、災害拠点病院、地域周産期母子医療センター、地域医療支援病院、緊急被ばく医療協力病院など救急医療にかかわる多くの施設承認を標榜しています。

救急外来

平成27年度は年間14,179人の救急外来患者、3,594台の救急車搬入患者がありました。これらの患者様に対し、24時間体制で各科急患担当医師が対応します。時間外勤務帯には、さらに内科系、外科系、小児科、ICU医師の4人体制で当直を行ない、救急車の受け入れを含めた救急患者様へのきめ細かい対応を目指しています。労働災害に関連した疾患は積極的に受け入れを行なっております。
救急部にはCT、シネアンギオ装置などの専門的な検査、診断装置が隣接しており、放射線技師、検査技師、薬剤師が24時間体制で配置され、検査、診断、薬剤処方等に対応しております。

当院には救急搬送用のヘリポートが設備されており、遠方からの救急搬送に大きな役割を果たしております。特に当院は島嶼部からの来院も多く、広い医療圏を有しており、ヘリコプター搬送が有用であった事例が少なくありません。また、災害拠点病院の機能として重要な保有設備の1つとなっています。平成26年5月1日より広島県ドクターヘリ運用が開始され、その第1症例目は当院に搬送されました。平成27年度のヘリコプター年間搬送数は34件でした。

集中治療部

集中治療部は、厚生労働省の認可を受けた特定集中治療病床(ICU)が8床あり、年間500例前後の入室患者があります。脳・循環器疾患をはじめ呼吸不全、多発外傷など多彩な重症疾患に対し、各科から専門医師が対応しています。ICUにはICU専属医師3名が常勤しており、患者様の呼吸・循環管理に当たります。
主な入室患者は、狭心症、心筋梗塞、大動脈破裂、脳出血、くも膜下出血、脳梗塞など脳・循環器疾患が多いのが特徴ですが、多発外傷、急性呼吸不全、脊髄損傷、薬物中毒、重症熱傷など多岐にわたっております。

救急外来関連患者数
 
2013年度
2014年度
2015年度
救急外来患者数(1日平均)
15,483人(42.4人)
14,687人(40.2人)
14,179人(40.1人)
救急車搬送件数(1日平均)
3,598台(9.9台)
3,753台(10.3台)
3,594台(9.9台)
救急外来経由入院数(1日平均)
2,934人(8.8人)
3,276人(9.0人)
3,290人(9.0人)
ICU入室患者数
546人
471人
512人
来院時心肺停止患者数
82人
96人
102人
2015年度診療科別救急外来患者数(合計14,179人)
診療科
患者数
診療科
患者数
内科
6,194人
皮膚科
950人
精神科
0人
泌尿器科
235人
神経内科
502人
産婦人科
609人
小児科
1,168人
眼科
69人
外科
551人
耳鼻咽喉科
281人
整形外科
2,261人
放射線科
0人
脳神経外科
1,028人
麻酔科
68人
心臓血管外科
50人
歯科
29人
ICU 入室患者
 
2013年度
2014年度
2015年度
内科疾患
211人
187人
211人
外科疾患
51人
71人
74人
脳神経外科・神経内科疾患
151人
106人
99人
整形外科疾患
44人
32人
38人
心臓血管外科疾患
51人
44人
39人
その他
37人
37人
51人

活動実績

当院では呉市消防局救急救命士の就業前教育や気管挿管・薬剤投与病院研修の実習生を積極的に受け入れています。当院で実習された救急救命士の方が実際に救急現場で気管挿管を行い救命に貢献されております。
当院ICUにおける2015年度の重症評価(APACH II)では、手術患者(182人)、非手術患者(330人)の平均はそれぞれ22.4、18.1であり、死亡率はそれぞれ7.2%、9.9%であり、いずれも予測死亡率を下回りました。

主な検査医療機器

CT(2基)、MRI(2基)、一般X線撮影装置、超音波診断装置、シネアンギオ装置、IABP(2台)、PCPS、人工呼吸器(10台)、血液浄化装置(2台)、気管支鏡検査装置(2台)、各種血液検査装置

スタッフ一覧表

役職名 氏名 専門分野
部長
副院長
ナカガワ イツオ
中川 五男
内科全般、救急集中治療、医学博士、
日本救急医学会 救急専門医
救急医学会 ICLSインストラクター
日本DMAT隊員 統括DMAT
日本麻酔学会 麻酔指導医
日本麻酔学会 代議員
日本麻酔学会中国四国地方会 代議員
日本ペインクリニック学会ペインクリニック専門医、 
日本ペインクリニック学会中国四国地方会代議員
呉市災害医療コーディネーター
日本職業・災害医学会 評議員
広島県院内移植コーディネーター
医員 ニシダ ツバサ
西田 翼
内科全般、救急集中治療、日本救急医学会 救急専門医、日本DMAT隊員
医師 キクタニ カズヤ
菊谷 知也
内科全般、救急集中治療

診療は年中無休、24時間体制

お願い

1
当院救急部は、生命に危険のある方、より重症の方を優先的に診療しております。時間外は特に診療に当たる職員数が限られますので、軽症と思われる方は一般外来にお回りいただくか、お待ちいただくことがあります。ご了承下さい。
2
以下の症状が急に現れた場合は、生命に関わる病気の可能性があります。救急外来にお越し下さい。
  • これまでに経験のない激しい頭痛、吐き気:クモ膜下出血の疑い
  • 突然の意識障害、手足の麻痺、言語障害:脳卒中の疑い
  • 突然の激しい胸痛:狭心症の疑い
  • 突然の背中や腰の激しい痛み:大動脈破裂の疑い
3
呉市医師会では夜間救急センターを以下のように運営しています。
場所:呉市医師会病院 1階
診療時間:小児科 19時~23時 / 内科 19時30分~23時
内科・小児の軽症の受診については 呉市医師会夜間救急センターをご利用ください。

サイトマップ

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