秋も深まってまいりましたが、キノコ狩りや山菜採りなどで誤って毒のある種類を採り、それを食べて食中毒を起こす事故が毎年全国各地で起こっております。

報告されているだけでも、平成18年から平成27年までの10年間に全国で約2,400人が食中毒を起こし、うち13人が亡くなっています。

キノコ狩りや山菜採りの経験が豊富な方でも毒キノコや有毒植物で食中毒を起こした例があります。毒のあるキノコや山菜と食用種を区別するのは、見た目が似ているものもあるため、簡単確実な方法はありません。

そのため、安全に食べられると確実に判断できないものは、採らない、食べない、人にあげないようにしてください。また、人からもらったものも不安なときは食べない判断が大事です。

口に入れてしまって、強い苦みやしびれがある場合はすぐに吐き出しでください。

食べた後で体調が悪くなった場合は、すぐに近くの医療機関に受診してください。