７月に入り梅雨明けも近くなり、今年も熱中症予防対策が必要な季節になってまいりました。熱中症とは、高温環境下で体内の水分と塩分（ナトリウム等）のバランスが崩れ、体内の調整機能等が破綻して発症する障害で、最悪の場合、死亡に至る可能性があります。例年６月から9月の期間に全国で５万人以上の方が、熱中症で救急搬送され、その約半数が65歳以上の高齢者です。

日常生活の注意事項として、以下のような項目が挙げられます。

１．暑さを避ける。（室内では我慢しないでエアコンを使用）

２．こまめに水分を補給する。（喉が渇く前に水分補給）

３．急に暑くなる日に注意する。

４．暑さに備えた体づくりをする。

５．個人の条件を考慮する。（小児、高齢者、持病のある方、肥満の方など）

６．集団生活ではお互いに配慮する。

また、労働環境が高温になる職場の事業主の方は、職員の作業管理、健康管理、救急の際の手順の作成など、職場の熱中症予防対策を適切に講じてください。