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【コラム】病院の通知表「病院指標」と「臨床評価指標」~事務局~

2021.11.01

病院は法令により広告できる内容が規制されていますが、患者さんが病院を選ぶ際に参考となるデータとして、平成28年度の診療報酬改正でDPC参加病院に導入された「病院指標」(厚生労働省指定)の公表と厚生労働省の「医療の質の評価・公表等推進事業」に参加した団体等による「臨床評価指標」の公表があります。

これらのデータは、病院の成績を示す「通知表」のようなものです。ひとつの病院だけではなく複数の病院のデータを比較することで、客観的に医療の質を評価することができます。当院ホームページでも様々なデータを公開しておりますので、病院を選ぶ際に参考にしてください。(臨床指標(令和2年度)|中国労災病院 (johas.go.jp)

【参考】

「病院指標」(DPC分析データ)

年齢階級別退院患者数、診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)、初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数、成人市中肺炎の重症度別患者数等、脳梗塞等の患者数等、診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)、その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

「臨床評価指標」

医療の質を具体的な数値として示し、定量的かつ経年的に評価するための指標

労働者健康安全機構では、平成25年度に厚生労働省の「医療の質の評価・公表等推進事業」に参加し、集積していた臨床評価指標を公開するとともに、その後も更なる医療の質の向上を目指して臨床評価指標による継続的な評価を行っています。

現在は全国労災病院の基本情報の他、次の項目を公表しています(令和元年度実績)。

https://www.johas.go.jp/shinryo/ci/tabid/885/Default.aspx

退院後6週間以内の緊急再入院率、患者満足度(入院)、患者満足度(外来)、救急搬送後の入院率、血管撮影室における手術件数(100床当たり)、手術患者における静脈血栓塞栓症の予防行為実施率、入院患者の肺塞栓症の発生率、手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率、外来化学療法実施件数(100床当たり)、胃がんに対する ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)の実施件数、胃がん患者に対する腹腔鏡下手術の実施率、大腸がん患者に対する腹腔鏡下手術の実施率、胃がん手術患者の術後平均在院日数、大腸がん手術患者の術後平均在院日数、脳梗塞患者における早期リハビリテーション開始率、急性心筋梗塞患者に対する入院当日若しくは翌日におけるアスピリン等投与率、大腿骨頭置換術手術患者の術後平均在院日数、大腿骨近位部骨折患者における早期リハビリテーション開始率、輸血製剤廃棄率、職員のインフルエンザワクチン予防接種率、新規褥瘡発生率、入院患者の転倒・転落発生率、手指消毒剤(擦式アルコール製剤)の実施回数(入院患者1人1日当たり手指消毒回数)、高齢(65歳以上)入院患者の入院中の骨折率、認定意見書作成日数、アスベスト関係健診件数、外傷性せき髄損傷患者の社会復帰率、紹介率、逆紹介率、がん登録件数

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