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【コラム】災害拠点病院とDMAT~事務局~
2023.08.03
《写真》2018年7月西日本豪雨災害でのDMAT活動
当院は、「災害拠点病院」として県から指定を受けています。「災害拠点病院」とは、当院を含めた19の医療機関が広島県内で指定されており、災害時(地震や大規模事故等)に下記のような役割を担います。
・災害時に多発する重篤救急患者の救急医療
・被災地からの重症傷病者の受け入れ
・被災地外への患者搬送の対応(広域搬送)等
災害時に患者さんに対応するためには、病院が機能不全に陥っては役割を果たせませんので、災害に強い病院であることが必要です。そのため、当院でもインフラの備えや備品の備蓄等さまざまな用意を行っています。
また、「災害拠点病院」は、自己完結型の医療救護チーム(Disaster Medical Assistance Team以下DMAT)を保持し、災害時に被災地へDMATを派遣する体制も整えています。
DMATは、医師1名、看護師2名、業務調整員1名の1チーム4名が基本構成員となり、都道府県の要請で被災地に赴き、被災地の病院や避難所等で医療救護活動を行います。
当院は2チーム保持しており、2016年3月の山陽道八本松トンネル事故、2016年4月の熊本地震、2018年7月西日本豪雨災害そして、2020年7月熊本県豪雨水害等、DMAT隊員を派遣し活動を行いました。
今後も災害に備えて、院内外で開催される訓練等に参加し、確実で安心のできる医療救護活動ができるように精進していきます。
( 事務局 )