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【コラム】AED(Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器)について~中央臨床工学部~
2023.03.20
今回のコラムではAEDについてお話ししたいと思います。
最近では駅の構内や商業施設など様々な場所に設置されるようになりましたが、AEDという名前は聞いたことがあっても、実際にどのような機能があるのか知らない人もいるのではないでしょうか。
AEDは、心臓が突然うまく動かなくなり血液を全身に送れなくなった心臓に対して、電気ショックを与えることで正常な心臓の動きに戻すための機器になります。
2004年から一般の方でも使用できるようになり、操作方法も音声で教えてくれるため簡単に使用できます。(わりと音声が大きいのでビックリするかもしれませんが…)
付属されている電極パッドを装着することで、心臓の状態を解析し電気ショックが必要かどうかを判断してくれるため、誤って電気ショックを行うこともありません。
しかしながら、電気ショックは必ず成功するものではなく、1分毎に7~10%低下すると言われているため、AEDの迅速な使用が重要になります。
当院でも外来や病棟に設置されており、看護師による毎日の目視チェックのほか、我々臨床工学技士が月に1回機器の機能的なチェックを行い常に安全に使用できるようにしています。
参考資料:AEDライフ-日本光電のAED情報サイト(aed-life.com)