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【コラム】「両立支援コーディネーター」をご存じですか~治療就労両立支援センター~
2021.10.01
働く世代にとって「よく働き、よく遊ぶ」ことができる環境は一つの理想です。しかし、深刻な病気にかかった場合、その後の働き方を自分だけで決めていくことは、治療と仕事のどちらかを選ぶという究極の二者選択に繋がることが多いためお勧めできません。
治療と仕事について悩んだ際に相談できる専門家として、病院の主治医と職場の産業医とがうまく連携してくれれば良いのですが、すべての企業にそういったスタッフがいるわけではありません。患者さん自身が、診断書を頼りに職場と相談しながら仕事を続けてこられた、のが現状ではないでしょうか。
厚生労働省は、働く意欲のある患者さんが治療を受けながら仕事を続けられるために、”医療と職場の情報共有が可能”となるよう「両立支援コーディネーター」を活用した支援体制を推奨しています。
中国労災病院に併設する治療就労両立支援センターには、両立支援業務に特化した両立支援コーディネーターが複数名所属しております。まず、1)病気になってもどのように働きたいかという患者さんの思いをしっかり受け止め、2)少しでもそこに近づけるように一緒に考え、3)有効な社会資源の紹介や職場との連携の取り方を支援します。
中国労災病院を利用される皆様の中で、治療と仕事のことで不安を持たれるようなことがありましたら、是非主治医や看護師等の医療スタッフにお気軽にお声がけいただきますようお願いします。スタッフから両立支援コーディネーターに連絡し、相談日程の調整など対応させて頂いています。